おとといから母が来ていて、珍道中の日々が始まる。昨日は手始めに、19世紀のパリのことをあれこれ本で読んでいるらしいので、グラン・ブールヴァールからパレ・ロワイヤルまで、パサージュをいくつも通りながら丁寧に歩く。ランチは最近人から教えてもらった、パサージュ内にあるビオのビストロにて。なかなかのボリュームにそこそこのお値段でしたが、肉、野菜ともに大満足の味わい。店内から窓越しに見える狭いパサージュのにお昼のぎやかな雰囲気も、とてもよかった。午後はいったん休んでから、夕方、ルーヴルの天井画の展示を観に行く。紀元前のギリシャの装飾品を置いた縦長の広い部屋の天井一面を、日本の浮世絵からヒントを得たという青がメインの絵画がおおい尽くす。Quelle beauté...!! ルーヴルの存在感、フランス人の美術品との関わり方やその歴史を一カ所に凝縮したような空間。圧倒された。夜はタイミングよく声をかけていただき、数種類のワインとナイスな食べ物と共ににぎやかな時間を過ごす。帰りは運河沿いを歩いて帰宅。