2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

観てれば何でもわかるサイレント映画や観てるだけでめちゃくちゃ楽しいアメリカ映画はともかく、戦後ヨーロッパ映画などを観ている限りにおいてはやっぱり言葉と映像のダブルパンチでノックアウトされたいもので、言葉がわからず映画を気分よく堪能しきれて…

ロベール・ブレッソン「抵抗ー死刑囚の手記より」1956年/仏

mk2ボーブールにて。原題は「Un Condamne a mort s'est echappe ou le vent souffle ou il veut」(またアクサン抜き)。直訳すると「死刑囚は脱走した または 風はその欲する所に吹く」。 前に観たときはずっと年上だと思っていた主人公の青年が、気がつい…

ついにレッチリ

朝起きて、今日発売のレッチリのチケットを1枚(涙)押さえる。一番安い芝生(Pelouse)チケット。それでも日本公演とほぼ一緒のお値段。高いよう。でも東京ドーム完売で追加公演だなんて。 レッチリの魅力に気付くまで遅れをとること15年(もしくは20年)……

今日は健康診断でした。滞在許可証を手に入れるためパリに住む外国人は誰もが受けるもので、健康診断自体はいたって普通で先生たちも親切だったし何をやるかも事前に知ってはいたのだけれど、ちゃんとやり取りしなければいけないことについてフランス語であ…

arte「karambolage」毎週日曜夜8時

tv

無料で観られる数少ないチャンネルの中に、arteというフランスとドイツの共同放送局があります。同じ番組を同時にフランスではフランス語でドイツではドイツ語で放送していて、良質な教養番組とか芸術関係の番組をやってくれる面白いチャンネルなのですが、…

ちょうど昨日の夜読んだばかりだったのですが、ストローブ=ユイレについての興味深い文章「天使ならずとも翼を持つ――ストローブ=ユイレ、パンク・イズ・アティテュード」を書かれた映画研究者の藤井仁子氏の今日のブログで、Harmonia mundiのCDが紹介され…

ストローブ=ユイレ「アンナ・マグダレーナ・バッハの日記」1967年/独・伊

シネマテーク・フランセーズにて。 以前アテネフランセでやっていたストローブ=ユイレ特集は全く行けなかったので、こちらにいる間にできるだけ観られたらいいなと思っております。 まずは有名作から。前に夜中ビデオで観た時ナレーションはドイツ語だと思…

ジョニー・トー「エレクション2」2006年/香港

さっそく観て参りましたが、ジミーを主人公にしたいばっかりにちょっと無理矢理というか、ボスもそんなことでいいんですかい!という流れになっており、1より全体的にえげつなさが増していたのもそうしてみただけのような深みのなさでありがたくなかった。…

語彙を増やそうということで、東大教養学部1年生向けに作られたフランス語の教科書「プロムナード」でお勉強。まずは難易度★(星ひとつ)のロジェ・グルニエの短編から。これから何度も出会いそうな単語がたくさん出てくる文章で勉強できるとほっとする。反…

キング・ヴィダー「群衆」1928年/米

シネマテーク・フランセーズにて。 サイレント。ピアノ演奏つき。ちょっと左側切れてたけど、とてもきれいなフィルム、きれいな映像だった。 のっけから超ハイテンション。ピアノも負けじとエネルギッシュなままの2時間、見事な演奏でした。 20年代、映画が…

ロベール・ブレッソン「湖のランスロ」1974年/仏

mk2ボーブールにて。 アーサー王伝説を元にしたようなしてないような中世の騎士たちのコスチュームプレイ。 ブレッソンが役者として選んでくる顔も、あまりにわびしい雰囲気も、相変わらず最高なのだが、低予算ゆえに極限的に限られた状況(限られすぎ!ほと…

ジャック・ベッケル「穴」1959年/仏

「インファナル・アフェア」の三部作を観ると最初にいつも「基本映画」っていう文字が出るのでちょっと笑ってしまうのですが(「基本映画」は製作した組織の名称。多分)、この「穴」こそ基本中の基本映画でありました。 実は初見。でも初めて観た気はまるで…

メトロのフリーマガジンでも、お気に入りの雑誌「les inrockuptibles」でも、ロッキー大人気です。やっぱり1作目への思い入れが今回の評価につながっている模様。 そんな1作目をナイスなタイミングで観ることができてとても喜んでおります。ロッキーのDVD…

ジョニー・トー「エレクション」2005年/香港

広東語を全く解さないというのはなんだか悔しい。フランス語字幕で観るなんてものすごい遠回りをしているみたいで。字幕は簡単そうだったけどそれでも私のフランス語力ではとりあえず読むので精一杯。細かい駆け引き部分がわからなかったよう。でも2とセッ…

いきなり真冬!

ロッキーのポスター、たとえばこんな感じ。 今日の夜は運河沿いの映画館でジョニー・トーでした。 またZero de conduite号に乗って上映館へ。 そして映画の後は中華お惣菜を買っておそい夕食。中国の映画にはいつだっておいしそうな食べ物が出てくるので、観…

ジョン・G・アヴィルドセン「ロッキー」1976年/米

只今街のあちこちには、ロッキーの新作「ロッキー・バルボア」のポスターが出ております。1作目を思わせ期待できそうな雰囲気のポスターで、上の方には「1作目以来の最高傑作」と書いてある。公開は今月24日から。これはぜひ観に行かねばである、が、まず…

駅の落書きはすっかり消えていた

ふー。 今日は口頭試験でした。むだに緊張して言いたいこともあまり言えずに終わってしまった。またもや悲しい。うちで半分ふざけてフランス語を使ってるだけじゃやっぱりだめですね。そして先生とも今日でほんとにお別れ。さらに悲しい。次の先生もいい先生…

ドイツ表現主義映画展/シネマテーク・フランセーズにて

シネマテーク・フランセーズには映画の博物館も併設されております。いつでも行けるしと思ってこれまで一度も入ったことがなかったのですが、そこでずっとやっていたドイツ表現主義の展示が明日までというので、最後の最後でついに足を踏み入れてきました。 …

ルネ・クレール「巴里の屋根の下」1930年/仏

原題は“Sous Les Toits De Paris”。 こんどこそあの歌を覚えるぞ!と思って観てまいりました。ここはまさしく巴里であるし、最後は大合唱なんてことにも?と期待しましたが、そこまでには至らず暖かい拍手で終わりました。 これはルネ・クレールのトーキー1…

昨日、終電近くに帰ってきた時はいつもの様子だったのに、今日お昼にメトロに乗るため最寄りの駅へ行ったらまあびっくり。入り口から窓口から通路からホームの壁まで駅中徹底的にスプレーで落書きされておりました。もうなにか小さな反乱でも起こったような…

パリの南の方にある、ザ・試験会場にてテストを受けてまいりました。文法、ディクテ、レダクシオン。文法は過去問やってたときよりも授業の範囲になかった問題があって悲しかった。ディクテはマイクを通した声が聞きにくく悲しかった。レダクシオンはその時…

近々パリへヴァン・モリソンがやってきます。日本へは一度も来てくれたことがないことで有名な人で、もしパリへ来ることがあるならぜひ観たいなどと勝手に思っておりました。会場はオリンピアというそこそこ大きなところで、チケットの値段を見ると上から100…

今日の一枚(写真です)

http://www.tmz.com/2007/01/05/dirty-rocker-love ちょっとほのぼのしました。そしてやっぱりミッチはビリー・コーガンに似ている。 情報はここから。http://doops.jp/2007/01/post_50.html#more でもカートの映画はもういいよ。だいたいユアン・マクレガー…

冬学期おわり

10月から通い始めたソルボンヌの文明講座冬学期の授業が今日で終了。目指していた皆勤(午前中の文法と発音クラスの。講義はまた別ものということで…)を達成できたことはとても嬉しい。感じのいいクラスだったし、先生もほんとに素晴しい人だったので、最後…

パリシネマ

今日パリで観られるシネフィル好みの映画のリストが毎日チェックできるサイトをご紹介。これに載らない映画もありますが、これだけでも毎日うんざりするほどあれもこれも上映されていることがわかります。 http://www.seances.org/

今日は高校の友人AAさんとお友達の滞在しているおうちにおじゃましました。最近きれいにしたばかりというおうちはとてもかわいく住み心地のよさそうなところでした。おいしいパンに笑いの尽きない会話でいっぱいの午後。お昼休みになると毎日笑い転げてはへ…

今日の午後は来学期の登録をしに、こういうときしか入れてもらえないソルボンヌ大学の本校舎へ行ってきました。次はどのコースをとるか希望を出し登録したあと、つづけて授業料の支払いをするのですが、時間指定で呼び出されて行っているにもかかわらず延々…

ギター日記

買えもしないのに毎日ネットでギターをウォッチし続けているミッチがギター日記をはじめました。ふざけ気味なのが気になりますが、これからギターを買おうと考えている方にはおすすめです。 http://d.hatena.ne.jp/alexandre/

そして夜明け。これは朝の8時半頃。キッチンの窓から見える景色です。 今日は文学のテスト。なんにも勉強しなかったけど18世紀以降の文学についてということでまあなんとか。でも「レーモン・クノーの『文体練習』にはいくつ文章があるか?」という問題が出…