2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ジャック・リヴェット「Mの物語(Histoire de Marie et Julien)」2003年/仏

特集上映の最後がこれでした。 エマニュエル・ベアールを魅力的だと思ったことがなく、この映画の内容についてもわかったようなわからないようなだったので、コメントは割愛。上映中後ろの人が、意味分かんない意味わかんないと何度も言っていて、私の隣の女…

学校のあと、すぐ近くにある英文系の古本屋さんシェイクスピア書店でルイス・キャロル「スナーク狩り」の原書を買った。「OUT 1」でレオーが取り付かれたように連呼していた詩。入荷したばかりだという黄色い表紙の古本は少しばかり年代ものでその分の値がつ…

ジャック・リヴェット「Out 1 : Noli me tangere」1971年/仏

そして、後半の351分。昨日より50分短かったのでなんだかあっという間に感じた(笑)。苦行となることを覚悟していたのだけど、拍子抜けするくらい楽だった。あんまり気に入っていないポンピドゥーの上映室のイスに2日間で12時間も座らされていたのに。友達…

今日はメモ帳とペンを家において出てしまったので、映画が始まる前に急いでポンピドゥーの本屋で鉛筆とノートを買った。再生紙でできたノートの表紙には「Les films que j'ai vus(私が観た映画)」と書いてある。文法の初学者には「voir(みる)」のPP「vu…

ジャック・リヴェット「Out 1 : Noli me tangere」1971年/仏

ついに12時間版。今日は398分分観てきました。 4時間版を観たときは次から次へ出てくる登場人物を追いかけるだけで必死でほとんど台詞なんて聞こえてなかったのだけど、内容がどんなものかわかってから観たら台詞がずいぶん聞けた。たった2、3週間だけ…

黙々と書き物を続ける夫をおいて妻は映画へ、の週末。2日目。どうせフランス語わかんないしと思って躊躇してたことを改めて後悔しながらリヴェット特集のderniers jours。

ジャック・リヴェット「彼女たちの舞台」1987-89年/仏

もうあと3日で終わってしまうポンピドゥーのリヴェット特集をまったく逃しっぱなしだったので、金曜日だし1本観ようと思って、前知識なしに観に行った。例によって台詞の8割は理解できてない。にも関わらず、これには相当やられた。………。ちょっと簡単には…

まだ昨日の余韻のなかにいながら、そこへ新たに出会った映画の衝撃が重なってもうふるえっぱなし。ポンピドゥーを出た後そのままふらふらと彷徨っていたかったのだけど、結構おそかったので最寄り駅のちょっと遠い入り口まで歩いて、短い夜の散歩は終わって…

ブレット・アンダーソンLIVE(Nouveau Casino)

ああついに観てきてしまいました。Suedeの活動を休止して、ティアーズもあっさり一段落させて、ついにソロ活動を始めたブレット・アンダーソンのライブ。会場は、活気のある若者街にあるNouveau casinoという小さなこじゃれたライブハウスでした。 7時半に…

ジャック・ターナー「Great Day in the Morning」1956年/米

1人でシネマテークへ移動してこんどは西部劇。2本目になると英語の台詞にフランス語字幕がもう面倒で、メモはとりつつも、わかんなくてもいいやと思ってとりあえず画面を観ていた。 この間の「Stars in my crown」の素晴しさと比べるとだいぶ落ちる。題名…

ジャック・リヴェット「Ne touchez pas la hache」2006年/仏

気がついたら運河mk2では終わってしまったので、学校の後ミッチと待ち合わせてmk2パルナスで観てきた。観客は我々2人だけだった。 バルザックの中編を映画にするのに、こんなに忙しく話を進ませないと終わらないのかとまず驚く。バルザックの小説ではいつも…

映画を楽しむにももっとフランス語わかるようにならなきゃあとますます思う今日でした。

日焼け止めをぬったからといって、わざわざたっぷり日に当たることもないのだけど…。フォネティックの校舎近くにあるカフェ、ロトンドのテラスで午後のお茶をしたら、ああもうなんて強い日差し。ほんとは店の奥へ入りたかったのだけど、こうも学生風情だとち…

たまには気になる肌のこと

カラカラに乾いております。肌もつっぱるしそばかすはふえるしで、あわてて強めの日焼け止めを買ってきた。あれこれ種類はあったけど、さらっとぬれそうなAveneのlait(ミルクローション)タイプのものを選んだ。敏感肌用。毎日きちんと塗ることにします。 h…

ルイス・ブニュエル「皆殺しの天使」1962年/スペイン・メキシコ

これもやっと観られた。 けど今日はなんとも体にこたえた。この映画のなかでは、晩餐会に集まったブルジョワたちが、敷居をひとつまたげば屋敷から出て家へ帰れるにも関わらず、何日もその部屋からみな出られなくなり苦しむ姿が描かれる。夜会服のまま床にご…

大統領選の一日。投票率の高さが素晴しい。決選投票があるというのもいいなあ。 明日から学校なので、あわててやってなかった宿題。まだいまいち調子が出ず、集中力が続かない。うがが。 夜、家を抜け出して映画。ほぼ満席になったシネマテークの一番せまい…

やっとフランス語の勉強再開。ブランクが長ければ長いほど、やる気を出すのに時間と気力がいる。しかももうすでにあれこれ忘れていて、復習してても初回と同じ間違いをしてしまう。ますますやりたくなくなる。けど、これからの一ヶ月はガリ勉しないとだ。く…

マノエル・ド・オリヴェイラ「アブラハム渓谷」1992年/仏・ポルトガル・スイス

やっと観られた。美しかった…。 観る前に「ボヴァリー夫人」を読み始めておいたことはとても助けになった。エッセンスがそこここに。でもこの映画を観たからといって「ボヴァリー夫人」を読み終えられなかったことが残念であるわけではないのがまた素晴しい…

まだぼーっとしております。 もう昨日のことですが、一行も無事日本についたようでよかった。ああ一体なんかいあのホテルに通ったかな。でもなかなか過ごしやすそうなホテルだったし、朝食も豪勢に楽しんでいたようなのでよかった。 今日もとってもよい天気…

体中に疲れが溜まって眠くてあちこち痛くてぐったりです。 それでもパリでは容赦なしにイベントが続きます。今日の夜は招待状をいただいたので、普段よりすこしだけいい服を来ていい靴はいて、Jules Verne Aventuresという映画祭の公式開会式へ行ってきまし…

大塚一家 日本へ帰るの巻

大塚一家パリ旅行最終日の今日は、ホテルから徒歩で散策組とルーヴル組に別れて行動。私もいつもより早起きでルーヴル組に付き添った。 絵画を観るコースにはすっかり慣れ親しんでいるので、3人を引き連れイタリア絵画、オランダ絵画、フランス絵画の順でス…