2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

チャールズ・チャップリン『ライムライト』1952年/米

日曜午前のシネマテークにて。20数年ぶりの再見。Calveroには泣かされ過ぎで困った。若い女の子Terryのことを、映画の精と思って観ていたらますます泣けた。一度家を出て行った後でTerryと再会したときのCalveroの、落ち着いた柔らかい笑顔、だとか。もうそ…

今日もまた、文化活動。スペクタクル(古典〜現代の舞台・ダンス・音楽含む)のフェアにて、宣伝代わりの上演もちらとみつつ、あちこちの劇場の年間プログラムをかきあつめてきた。適当なところでとなりの公園へ移動して、fete des jardins(庭園祭り)のに…

3年目の滞在許可証更新。前回は更新作業が遅れに遅れ(窓口に行くための予約で指定された日がおそかった)、それもあって今回はかなり前倒しで進めていたので、あいだ半年ちょっとしか経っておりませんが。2回目からは誰にも頼らず1人で窓口行っていたし…

文化活動が続いてます。ルーヴルのマンテーニャ展に、グラン・パレのエミール・ノルデ展。それぞれ内覧会に潜入して、ボリュームある内容を堪能してきました。どちらもさすがのルーヴル、さすがのグラン・パレで、ノルデはいくつかドイツでみていて、好きな…

パトリモワーヌ(歴史・文化遺産)の週末。まずは近場でと、ロシアの教会へ。カラフルな木製の階段をのぼって教会内へ入ると、聖堂の正面をおおうイコノグラフィにについて、聖職者の方が母語ではないフランス語で丁寧に解説中だった。独自の歴史を感じさせ…

落書きされました…。 - 日が落ちてしばらくたったころ、遠くの空でバリバリピカピカ派手な音と光が何度も響き渡っていたので、窓の外をよくのぞいてみたら、ペリフェリックの向こうにあるビルに花火が映っていた。急いで下に降りて煙の方向へ飛んでいくと、La…

デヴィッド・クローネンバーグ『ヒストリー・オブ・バイオレンス』2005年/米

エド・ハリスがヴィゴ・モーテンセンで撮ったという西部劇がとても気になる。やっぱり西部劇はヒーローで楽しむ映画じゃ。とその前にその2人が出てるこれを。ヴィゴの奥さん役はERのアンナ・デル・アミコ先生。どっちかというと男前。ヴィゴの自分で切った…

家からの散歩。こんなお庭のついた家(一軒家)もあったのかという界隈やら、はじっこの見晴らしのいい公園やらを歩く。と同時に、いいところばかりでもない側面についても、あれこれ知りはじめているところでもある。通り一本で歴史もちがえば表情も全然ち…

ウォン・カーウァイ『楽園の瑕 Redux』1994, 2008年/香

今年トニーたちがカンヌに来てたのって、この上映だったのか。『楽園の瑕』の完全版。何も知らないままいきなり水曜から公開されていたので、3日間のLa rantree du cinema(映画1本3.5ユーロ)期間にさっそく。 元の版を観たのがもう随分前のことなので、…

隠された、古いロシアの教会

ビュット・ショーモン公園へ行く道の途中の一画には、ロシア正教の古い教会が隠されている。と知り、これまで気がつかなかった緑のgrille(鉄柵の門)を思い切ってくぐってみると、外からは見えない区画の内側が小さな丘のようになっていて、木々が茂る間に…

Tortoise @ Cite de la musique

Jazz祭り、みっつめはトータスのライブ。日本にも何度も行ってると思いますが、観るのは初めて。日本ではチケットが高くて、そうそう気軽にはいけなかった。なので10年越しの、、、という感じでしたけど、10年前にも観ておきたかったな。と思ったのは、後半…

最近観た映画のいくつか。

全部、Le home cinema(おうち映画館)にて。 ニコラス・レイ『大砂塵』1954年/米。原題ジョニー・ギター。そのジョニーがいまいちぱっとしないんで拍子抜け。脇役も全部みんな女優二人にもってかれとりました。けど目の覚めるようなすごいシーンがたくさん…

マシュー・ハーバート ビッグ・バンド

La villetteのjazz祭りにて。やつはちょっとした天才、でしたね。ビッグバンド+分厚い声の女性ボーカル+カクカク動くハーバートのマシーン=総勢20人くらいで作る音楽。こりゃパリの人にも受けが良さそうだなという体裁で、実際すんごい盛り上がってた。フ…

日曜日。ピクニックの提案が中華でランチに変更となり行ってみると、ひろ〜いホールに並ぶ丸テーブル2つにぐるりオリジンあれこれ入り交じった15人。新しく出会う人々との時間を楽しむ脇で、次々現れる餃子やらシュウマイやらなんでもみんな美味しくて感激…

ダルデンヌ兄弟の『Le silence de Lorna』をもういちど。シナリオにさっと目を通してからの再見。状況が分かってるので、登場人物たちの様子をじっと観察できた。いつもながら状況説明は少なめだけれど、観れば観るほどつじつまが合っていく感じがなんとも気…

シネマテークにて、マラパルテ邸を撮ったゴダールの映画と、マラパルテが撮った映画を。 はじめて『軽蔑』を観た時には、ゴダール映画のなかで一番好きかもと思ったものの、BBがちっとも若く魅力的に思えずそれが残念だった。けど今や自分がその時のBBより年…

今日は断水の日だったので、うらにあるユダヤの人々がやっているお店ではじめてランチを食べた。鶏と野菜の煮込み料理(うっすらカレー風味)にオリーブオイルであえたライス。どっちも食べやすくて美味しかった。お店は少し前に改装したばかりできれいだし…

去年は日本に帰ってて参加できなかったLa villetteのJazz祭りに初参加。初日を飾ったのは、アーチー・シェップの演奏やコルトレーンの「至上の愛」を使ったケースマイケルのカンパニーのダンス作品3つ。西部劇ばっかり結局観ていた目には、まっしろしろの美…

CDC Web版 第2号

CDC

ウェブ版として『CITOYEN DU CINEMA』の2号目を公開しました。こちらもよろしく。 http://www.ulz.nu/%7Etomoko/CDC/webver/webcdc.html 2号目はわれながらまんぞくしながら作ったものだったので、まだ未見のかたはぜひ!