2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

昨日と今日とでずいぶんたくさんの人に会えた。総じてみな元気そうで、よかった。

気がついたらまた渋谷を歩いていた。新宿へはまだ1回も行ってないのに! 手に入れたばかりのiPod shuffleでマニックスを聴きながらなんにも考えず明治通りをずんずん歩いた。最新アルバムは結局のところすっかりお気に入り。「Your love alone is not enoug…

ジュリアン・バーンズ「フロベールの鸚鵡」1984年

かつてイギリスで、フローベール「純な心」に取り憑かれた人が書いた本。これは楽しくてしょうがない。 原書はホックニーのLoulouとフェリシテの絵が表紙。この絵を家に飾りたいです。 http://www.julianbarnes.com/bib/fp.html フロベールの鸚鵡 (白水Uブッ…

渋谷を歩き、ずいぶん変わったなと思ったけど、よく考えたら十数年前との比較なので、1年のブランクはあまり関係なかった。変わってないのはLOFTの動くロゴと音! 街より人間の方が変わらない。驚くほどちっとも。ということは、似たようなテンポで変化して…

今日はテレビでコリオくんがやっていた。勝村氏のシェイクスピア。でも出かけてたのでビデオ。3時間。いつ観れるだろう。映画やビデオどころではない日々。朝から昼から夜からあれこれ。そしてまだ時差ぼけ。治らず帰りそう。 今は自分の生活がないから、東…

だいぶ慣れてリラックしてきた分だけ体につかれも出てきたので、今日はのんびりと。 「ベルイマンの監督術」という番組をビデオで見ていたら3回寝てしまいあんまり見れなかった。そのあと同じビデオに続けて入っていた「美の巨人たち」のアジェの回と、「情…

週末は地元巡礼、お墓参り、ミッチ家の家族の集まりであっという間に過ぎていった。みな元気そうでよかった。 今日は、帰ってきて初めて電車に乗って出かけた。ら、乗り方を結構忘れていた。スイカをケースから取り出したのは序の口で、出口でもスイカを使う…

東京です。約1年ぶりに、帰ってきました。しばし滞在します。 約30時間の旅でした。一体どんな秘境から帰ってきたんだという気分になるほどのロングロングフライト。シンガポール経由というのは大変な罠でした。でもパリからシンガポールへ飛んだ飛行機は最…

ジャック・リヴェット「パリはわれらのもの」1958-60年/仏

DVDにて。女の子、ミステリー、演劇、パリ…リヴェット…。 http://boutique.mk2.com/fr/produit_44_mk2_34552.php http://www.arte.tv/fr/cinema-fiction/Actualite-DVD/Ce-mois-ci/1538348,CmC=1551540.html

Le dernier jour de la premiere annee a Paris

明日からわれわれもヴァカンス。熱い場所へと参ります。このままここにいたら夏など無いも同然になるところだった。 パリでは観られない映画を観たり、ここにはない本を探したり、人に会ったり、歩いたり、食べたり。でも、今の生活にないものに触れすぎると…

リチャード・フライシャー「夢去りぬ The Girl in the red velvet swing」1955年/米

てなわけで観てきました。シャブロルの新作とその観客のための復刻フィルムにて。テクニカラー、シネスコ。カルチェラタンの劇場はほぼ満杯! 舞台は20世紀初頭。ほとんど19世紀で、ぐっとロマネスクな世界が最高。ブランコの部屋!!!! もうここまでくる…

午前中、生まれたての赤ん坊とその母親になった友人に会いにいく。ちっちゃい赤ちゃん。きっと一瞬で大きくなる。次に会うときには2倍くらい? 夜は帰りゆく友人たちとの最後の晩餐。 ソルボンヌに通ってよかったなと思うことばかりです。

シャブロル関連

シャブロルの新作は、リチャード・フライシャー「夢去りぬ」1955年が元になっているということを知る。今カルチェラタンでかけてくれてるので、時間を見つけて行ってこよう。 http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0@2-3476,36-942597@51-940762,0.html ht…

E.T.A.ホフマン「黄金の壺」1815年

内容がほとんど思い出せないけれどかつて亀の子文字のドイツ語で読んだのはこれだったのかも…。と、昨日の夜眠れぬ頭のなかで思い至る。日本語で読んだときには冒頭2ページの描写に恐怖してそれっきりだったこの本を、フランス文学経由で改めて読み直したの…

クロード・シャブロル「La Fille coupee en deux」2007年/仏

おじいさんたちの作る新しいフランス映画シリーズ。今日は、東京では2作前の「石の微笑」(2004年)が公開中だというクロード・シャブロルの最新作。 いかにも問題を抱えたおぼっちゃんブノワ・マジメルとその家族、ただただ若く魅力的なお天気お姉さんのリ…

夕方の雨上がり、パーフェクトレインボウが見えた。しかも二重!

昨日は初めて会う人と共に、運河沿いを延々と北上してパリの端近くまで歩いた。肌寒い曇り空の下、くるくる変わる景色の中の散歩。 今日は数年ぶりに会う人の家まで、さらにその先の道を、パリの端を越えて歩いて行った。30分ほどの距離。わが家の窓が向いて…

サンリス、シャンティ/パリ近郊日帰りの旅

ネルヴァルの「アンジェリック」で主人公が調べものをしに訪れ、「シルヴィ」でもその名が登場したサンリスという街へ行ってきました。 サンリスには鉄道が通っていないため、パリ北駅からシャンティに行ってそこからバスで向かいます。全部で1時間ほどの道…

Figaroのシャブロルインタビュー

http://www.lefigaro.fr/culture/20070808.FIG000000049_chabrol_je_traite_des_rapports_excessifs.html 今日からシャブロルの新作「 La Fille coupee en deux」が公開。日曜日に行く予定。

ネルヴァル「火の娘たち」の続き

「シルヴィ」を読み終えたところで、「アンジェリック」とつづけて出てきた意外にパリから近いいくつかの地名に思いを馳せること1日。行ける範囲でさっそく木曜日にでも行ってみることにしました。北駅から電車で30分、さらにバスで25分。かつて日々通って…

ジェラール・ド・ネルヴァル「アンジェリック」(「火の娘たち」ちくま文庫収録)1854年

長らく手元にありながらなかなか読まなかったこの本を、リヴェットの後を追うようにして読み始めた。一刻も早く原文で読みたいけれど、まずは日本語で。その一遍目。想像してたのと全然違って、のんきで滑稽で身近な視点を持ちつつ多彩な文章。とても好きで…

第一日曜日。美術館が無料なので、オランダの続きとしてゴッホを観にオルセーに、と思っていたのですが、今日こそ夏日、美術館前ではすでに大行列の一報、そして家には酷い二日酔いの人がいて、結局あきらめてしまいました…。 昼寝をしたら、夢にゴダールが…

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー「13回の新月のある年に」1978年/独

すんごい眠かったけど、こりゃすげえ…。ファスビンダーはどれもかなりのものですが、これまたというかこれこそが必見の一本では。 とりあえず日本語字幕付きでもっかい観たいです。私のドイツ語聞き取りレベルとフランス語読み取りレベルは同じくらいで、こ…

運河沿いmk2にて朝から映画を一本。午後は公園でピクニック。久々の人や初めての人にも会えて楽しかったです。やっと夏らしい暑さで、それもよかった。昨日は運動して体の中から、今日は外からあたたまりました。

ジャック・リヴェット「セリーヌとジュリーは舟でゆく」1974年/仏

ついにDVD3枚目。最後にとっておいたのがこれ。「Out 1」の次の映画。 なんてなんて魅力的なのだろう。70年代のリヴェット。一人勝ちだったんじゃないだろうか。この頃の雑誌記事をあれこれあさってみたくなる。9月にメディアテークがあいたら、ポンピドゥ…

自分で好きなものを作っているおかげなのか何を作ってもけっこうおいしい夕飯をつい食べ過ぎて失敗。が、数日続き、さすがに焦り、さらにジュリエット・ベルトのほっそい体に憧れて、運河をジョギング。リヴェット「北の橋」に出てくるラ・ヴィレットのドラ…

ジャック・リヴェット「彼女たちの舞台」1988年/仏

こんどはDVDで。日本語字幕付き。でもそれでやっとわかったことは、多いようで意外と少ない。言葉なんてそんなものか。 やっぱり最高。こんな映画を撮ってくれる人がいるなんてなあ。これはすごいことだと思う。出会えてよかった。

夏のポンピドゥ

ガストン・モドを観にポンピドゥへ行ってきまあす。と言って出かけたら、ミッチには映画を観に行ったと思われた。けど観てきたのはモディリアーニの絵でした。今常設展に出ている作品の中にちゃんとあってよかった。 ついでに企画展「Airs de Paris」も覗く…