2006-01-01から1年間の記事一覧

そしてこちらも年明け

帰ってきて、年越しソバならぬ年越しうどんを食べました。モノプリのグルメシリーズの鴨を入れて食べたら、おいしかった!! テレビではバレンボイムが指揮する楽団の演奏をブエノスアイレスから中継中。ウォン・カーワイの「ブエノスアイレス」でも登場した…

フリッツ・ラング「ニーベルンゲン 第二部 クリームヒルトの復讐」1924年/独

この映画で一番気になるのは、フン族の王エッツェル(アッティラ)がほとんどなにもしないというところ。壮麗な衣装を着たブルグントと比べたら明らかに野蛮なフン族の民衆がせっかく生き生きと描かれているにも関わらずだし、演じているのはロッゲ(=マブ…

そろそろ年明け?

時差が8時間ありますので、日本ではもう年越しの瞬間が近づいてるころかと思います。 今年あちらやこちらでお世話になった皆様、ほんとにどうもありがとう。 しばらくこのパリという街にいる予定ですが、来年は夏頃一度日本へ帰るつもりなので、日本の皆様…

フリッツ・ラング「ニーベルンゲン 第一部 ジークフリート」1924年/独

そしてまたしてもGeorg Johnがしょっぱなから登場…。しかも2役。鍛冶屋の師匠とニーベルングの族長という重要な役どころだった。 ちょうど1年くらい前にビデオで観たのだけど、これだけひいた画面ばかりで情報量も多いととてもじゃないけど画面が小さすぎ…

昨日は興奮して夜なかなか寝付けませんでした。疲れた。 でも、バーホーベンが「ショーガール」でラジー賞をもらったときの笑顔が忘れられず、ああいい人なんだなと思ってたけど、それがちゃんと映画で確認できてよかったです。 ヒッチコックは当たり外れが…

フリッツ・ラング「M」1931年/独

私の偏愛映画ベスト3に入る作品です。全編名場面。たまらないです。とくにギャングの帽子の人が出てくるところが全部好き。風船売りのおじさん(右上写真)は、またしても!「最後の人」の“お友達”だった。どれもこれもが最高の役どころ。あの人がいないと…

アルフレッド・ヒッチコック「白い恐怖」1945年/米

超大味映画。一目惚れシーンの鈍くささからしてもうこりゃだめだと思った。役作りなのかも知れないけどグレゴリー・ペックがやせ過ぎでこわかった。イングリット・バーグマンも魅力なし。でもこの次が「汚名」なのだな。

ポール・バーホーベン「スターシップ・トゥルーパーズ」1997年/米

同じSF特集でも昨日とはうってかわって良識派の集いになっていました。 中学時代に映画館で「トータルリコール」と「氷の微笑」を観て以来(涙)のポール・バーホーベン。もっと含み笑いたっぷりで観るべきかもと思いつつも、あまりの清々しさにふつーの青春…

結局3本コースでした。まずお昼に1本。家で作ったサンドイッチを寒空の下公園で食べ、カフェでお茶を飲み、ケバブを食べ、夜に2本。ケバブ屋の店員がいつもと違うひとばかりで、あんまりおいしくなかった。

2006年!その3

そろそろ映画の総括も。今年は観られた映画がとても少ないのですがそれでも一応。 新作映画はこれしか観てない。スピルバーグ「ミュンヘン」、スティーヴ・ジェイムス「スティーヴィー」、ガス・ヴァン・サント「ラストデイズ」、ソクーロフ「太陽」、アルノ…

ジェームズ・キャメロン「エイリアン2」1986年/米

シネマテーク・フランセーズの大ホールのスクリーンが目一杯開いての上映。来ている人はまばらでみんな男性、お父さんと息子の組み合わせも何組か、となりにいた人は見るからにOTAKU、それでも最前列にはコアなシネフィル。 初めてスクリーンで観られた!と…

2006年!その2

今年の総括第2段。きっと今頃日本のテレビでは今年の総集編番組があれこれやっていて、ハイライトは常にイナバウアー、でしょうか。でも今年一番熱かったのは、ドイツWM、でもなく、甲子園…! 決勝再試合を制しての早実優勝はほんとに劇的でした。甲子園で…

バスルームで髪を切る

夏に日本で短く切ってからそのままのばし続けて約4ヶ月。ショートカット大好きな私としては伸び伸びだ〜と毎日思いながらも、こっちの女の人は女の人らしい髪型にしてるからそれにならってみようかとも一時は思っていたのですが、日本からワーホリなどで来…

2006年!

私にとって2006年はいろんなことの始まりの年で、年末だからといっていきなり振り返る気分でもないのだけど、こういう今もあっという間に過ぎてしまうものだと思うのでここに書き留めておきます。 今年は結婚してパリへ引っ越してきたというのが一番大きく、…

次郎長寝過ごす(意味なし)

いくら映画が好きでも外国語で映画を見続けるのはなかなかの苦行であります。ので今日は午前中からひとりカルチェラタンへくりだして小津を観てやる!と思って昨日寝たところ、冷え込んだ夜の散歩はけっこう体にこたえていたらしくおもきし寝坊。あ〜あ。ち…

夜の散歩をしないかね

昨日の夜はソルボンヌで一緒のお友達を招いてちいさなパーティをしました。パリに来て初めて自分の家というものをかまえたのだけれど、そこであれこれ準備して、友達を呼んでわいわいと食べたり飲んだりするのがこんなに嬉しいものとは知らなかった。そして…

noel

平和で楽しい夕べでした。 クリスマス用のケーキ、フランスではいわゆるブッシュドノエルというやつなのですが、いまいちそそられない割に結構高く、どうしようかねと思った末に、冷凍食品専門店Picardで買ったケーキが意外とおいしくて幸せでした。エスカル…

映画の後はちょろっと買い出し。明日はクリスマスイブ、あさってはクリスマスということでパリはどこもかしこも買い出し買い出し。ターミナル駅には大きな荷物を抱えて列車へ急ぐ人々がたくさん。これまでは年中行事というものが苦手な人間としてずっとやっ…

アレクサンドル・ソクーロフ「モレク神」1999年/露・独・日

「太陽」があまり好きではなかったのですがこれもやはり…。まあ、同じです。イッセー尾形よりは見やすかった。こういうの作られるとだいたいどこの新聞・雑誌もまじめに取り上げるだろうし、どこの国でも良識人たちはとりあえず観とかないとということになり…

学校帰りの散歩

学校帰りに寄り道できるのも今年は今日が最後と思うとまっすぐ帰る気になれず、夕方バスで国立図書館へ初めて行ってみた。といっても外を歩いただけだけど。この脇にある、今年の7月にできたばかりのシモーヌ・ド・ボーヴォワール橋を歩いてセーヌ川を渡る…

今年最後の授業。先生がもってきたエディット・ピアフの歌をみんなで歌ったら、最後の盛り上がり(詩、メロディ共に)に歌いながらぐっときた。「Non, je ne regrette rien」という曲。 うちのクラスの先生は、ほんとにいい先生なんだな。人間的であたたかく…

シネマテーク・フランセーズの改装

きれいな写真がたくさんみられるページがありました。一時期見捨てられていた建築を改装して今のシネマテークになりました。なかなか感動的です。 http://www.emoc.fr/galerie%20cinematheque%20800x600/galerie_cine.htm Grande salleが一番大きなアンリ・…

ここに何年か住んでる間に1回くらいは見かけるかしら、と思っていたN村E里子をさっそく見かけてしまいました。 年内の授業が明日でおしまい。気がつけばこの2ヶ月、一緒に暮らしてはいるもののミッチと私とではけっこう違った毎日を過ごしていたのだなあと…

脚本フリッツ・ラング「フィレンツェのペスト」1919年/独

原題「Die Pest in Florenz」。映画監督になる直前の、脚本家ラングの作品。監督はオットー・リッペルトという人。 むかしむかしの王様が出てくるようなサイレント映画はめちゃくちゃに展開する意味不明ながら楽しい映画が多い気がするのですが、こちらも全…

nobody knows?

etc

生活のための仕事だとは思いますけど、自分で自分の映画をよごしているようにしか見えない…。 http://music.yahoo.co.jp/music_news/d/20061218-00000022-oric-ent http://miralog.jp/story/index.html

せっかくクリスマスが近いというのに、華やかな場所にぜんぜん近づいておらず、今週くらいはイルミネーションのきれいなところへ行ってみたいと思っております。 今日は夕方ミッチの大学の友人に会いにオテルドヴィル(市庁舎)あたりへ行ってきた。市庁舎前…

フリッツ・ラング「怪人マブゼ博士」(「マブゼ博士の遺言」)1933年

原題は「Das Testament des Dr. Mabuse」。シネマテーク・フランセーズにて。初見。 フリッツ・ラングが第二次大戦前にドイツで最後に作った作品。もうラングにしてみればちょちょいのちょいという感じでできたのではないかと思えるほど軽やかなのに、ラング…