2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ジョン・フォード「駅馬車」1939年/米

日曜夜のシネマテーク大ホールにて。たくさんの人が来ていました。 仏題は「La chevauchee fantastique」。一体それは何?と思ったら、「Stagecoach」、「駅馬車」なのだった。なんて主観的なタイトルなんだ。でも気持ちはとてもわかる。 普段なら3列目辺り…

さてこれ(右の人)がパゾリーニのアンドルーチョ、ニネット・ダヴォリ。いつだったか長野の叔母の家でビデオを見せられたパゾリーニのドキュメンタリーに出てきた写真で、一瞬にして心を射抜かれた。 ここのところ毎日夕方になると雨が降る。ひどい頭痛日和…

ニネット・ダヴォリ

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今日アンヌが「テオレマ」の話題でちらっと名前を出してた共演者のニネット・ダヴォリ、パゾリーニの天使、私もだだだ大好きなのだけど、彼がパゾリーニとうつってる最高の写真をウェブで発見!! →したのに、見れなくなった。手元にはのこったのだけど。あ…

Victorin Jasset「Zigomar contre Nick Carter」1912年、「Zigomar peau d'anguille」1913年/仏

シネマテークにて。数々のあくどい犯罪を犯し続ける怪盗ジゴマとその一団が警察に捕まったり逃げたりする映画シリーズ、の、どうやら3作目と4作目の上映。2作続けてピアノ演奏付きで鑑賞。 1本目の最後、警察に捕まったジゴマは毒を飲み死んでしまったか…

Rencontre avec アンヌ・ヴィアゼムスキー

「バルタザールどこへ行く」の上映が中止になったのは、フィルムが用意できなかったのではなくて、もっと大人の事情でした…。 今日は本来ならば「バルタザールどこへ行く」撮影時のエピソードが描かれている、アンヌ・ヴィアゼムスキーの新しい本「Jeune fil…

明日のシネマテークでは、ロベール・ブレッソン「バルタザールどこへ行く」の上映にアンヌ・ヴィアゼムスキーがやってくるという夢のような会が予定されていたのだけど、上映できる状態のフィルムが用意できなかったという知らせが、今日の午後メールで届い…

ジャック・ターナー「過去を逃れて」1947年/米

シネマテークにて。Pas mal. ノワールじゃない田舎の描写の方が好きだったな。 ロバート・ミッチャムの歪んだ顔は苦手なのだった。 http://www.moderntimes.com/past/ http://www.tcf.ua.edu/courses/Jbutler/T112/FilmNoirIllustrations.htm

今度の土曜日

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横浜周辺にいる皆様。16日の土曜日にジャック・リヴェットの「彼女たちの舞台」の上映が横浜であるそうです。このあいだ初めて観た時、私が直接知っている全ての女性に観てほしいと思ったくらいのすっばらしい映画だったので、土曜日くらい映画を観たいと思…

今日のシネマテークでは1日かけて、スタジオエクレールに関する研究発表やトークがあったので、午後だけ行ってみました。私の聞き取りレベルがいまいち(やっぱりまだだめか…)だったので詳しいレポートは割愛しますが、1人30分ほどの持ち時間で、思ったほ…

お酒を飲まないサルコジが、プーチンにお酒を飲まされ酔っぱらってしまったらしい、の図。 http://www.lefigaro.fr/elections-legislatives-2007/20070613.WWW000000112_nicolas_sarkozy_ivre_le_presentateur_belge_sexcuse.html 日曜日に第1回投票があっ…

アンリ・デフォンテーヌ「BELPHEGOR」1927年/仏

スタジオエクレール20年代の作品。 264分、4部構成の大長編。夜、ルーヴル美術館にファントムがあらわれて…。という情報だけでもうこりゃ傑作にちがいないと思って飛んでいったら、いやはやほんとに面白かった。 ルーヴル美術館にあるLes dieux barbaresの…

今日の午後は久々にゆっくり会う友達に案内してもらいながら、18区の布屋さん街へ初めて行ってきた。東京で言うと日暮里。街の中心で買うよりずっと安くなんでも買えるということで楽しみにして歩いて行ったら、どーんと大きく視界に入ったのがサクレクール…

フランク・ボーゼージ「歴史は夜作られる」1937年/米

夜のシネマテークにて。またボーゼージ。これは日本でも観られる映画。 すばらしかった。言葉もないです。 1度目の腹話術(シャルル・ボワイエが手に上手に描いたココちゃん)のシーンでは大いに笑い、2度目の腹話術(ジーン・アーサーが手に描いた素朴な…

ジャック・ターナー「女海賊アン」1951年/米

シネマテークの子ども向けの上映にて。英語版にフランス語字幕付き。 テクニカラーで撮られた華やかな海賊映画なのだけど、役者たちがどうにも無表情でいまいち盛り上がりきれず。とくに、シバの女王号の女キャプテン、アンにとっては相談役であるところの医…

午前中から「ゲアトルーズ」を再び観に行こうと思っていたのだけど、浅草みたいなことになってる江ノ島の夢で頭がくらくらしてそのままふて寝。清順効果が後からきたか。あの2本を初めて観たときには、「陽炎座」の松田優作と原田芳雄が音だけ聞こえるお囃…

フリッツ・ラング「マンハント」1941年/米

シネマテークへ移動してもう1本ラング。 こっちは恐いフリッツ・ラング。ジョン・フォードの代わりに撮ったナチス批判の映画で、ラングとしてはその1作目。 森のなかを歩く男が、別荘にいるヒトラーを猟銃で打ち抜こうとするシーンから始まる挑発的な映画…

フリッツ・ラング「口紅殺人事件」1956年/米

アクション・クリスティーヌにて。 RKOで撮ったハリウッド後期の傑作。素晴しかった。ラングはずっと天才だったんだなあ。涙が出るよ。 メディア王の死去に伴って起こる権力争いと、渦中にある連続殺人事件とが絡み合ってすすむ、テンポのよい娯楽作品。どん…

昨日映画を観ながら、すしもすき焼きも蒲焼きもうちではできないけどせめて今日はとんかつを食べよう、と決めていたので、久々にとんかつ。庶民派スーパーG20で買った豚肉でいつも作ってるのだけど、今日のはずいぶんおいしく出来た。だいぶ手慣れてきた気が…

鈴木清順「陽炎座」1981年/日

こっちは3回目くらいかな。これも派手だけどたいした映画ではないと思う。でも松田優作大好きなんで、なんでもいいんだ。原田芳雄と一緒に出てるシーンが微笑ましすぎてたまらなかった。にやけた原田芳雄と、必死な優作。最高。 劇中で品子が松崎によむ歌、…

鈴木清順「ツィゴイネルワイゼン」1980年/日

6年前に渋谷(DEEP SEIJUN、なつかしい)で観て以来、2回目。1回目観た時は細部にいちいち衝撃を受け、かなり気に入った記憶がある(「サラサーテの盤」もすぐ読んだし、サントラもよく聴いた)のだけど、なんというか、こういうのって怪談を聞くみたいな…

毎日もうれつに眠い。 今日は松田優作みたさに清順を観に行こうとしたら、ミッチが原田芳雄の方も観たいというので2本立てになった。長かった。疲れた。初めて行った日本文化会館、イスよくなかったしな。残念。 映画と映画の間でパンを買いに出たら、お店…

昨日まではフーのライブのことはすっかりあきらめてたつもりだったのに、今日になってやっぱり行けばよかった気になってきた。 http://en.wikipedia.org/wiki/The_Who_Tour_2006-2007 「無法の世界」もそりゃやるか。キース・ムーンがいなくてもロジャーがが…

SOIREE D'OUVERTURE LES 100 ANS D'ECLAIR

シネマテークの新しい特集は、スタジオ・エクレールの100年記念。オープニングに初期の短編を8本。ピアノ演奏付きで。動物や子どもやサル人間(?!)が騒動を起こすという内容のものがほとんど。騒ぎ立てる周りの人々がすぐに群れになって、必ず追いかけっ…