2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

足を運び、観るものを観、フランス語と英語で資料読み込んで、日本語で書くということを一人はじめてみたところ、かなり果てしない作業になってきた。ただ目の前のことを言葉にするというだけでも、大変なことですね。うまく終わりにたどり着きますように。 …

緑の目の少年ではないですが、東京からパリへ戻ってきてから、なのでもう2ヶ月近くなるのだけど、ずっと背中が痛い。胸のまんなかもたまに。神経痛だとおもって様子をみてはいるものの、ちっともなおらない。続けてやってる自己整体もこの痛みには効果なし…

アッバス・キアロスタミ 珍品4本

「Le lapais de jahan-nama」(1975-79)、「Solution」(1978)、「Cas No1, Cas No2」(1979)、「Rage de dents」(1980)の4本。珍しいものばかりだったようで、観客の雰囲気も濃厚だった。「Solution」はまたしても純キアロスタミ節。荒々しい自然を背…

アッバス・キアロスタミ「オリーブの林をぬけて」1994年/イラン

録画したビデオがびりびりで観れなかったきりなので、初見。ドン・キホーテもびっくりの入れ子構造だった。 D'abord(まず)、「友だちのうちはどこ?」が撮られた。 Et puis(次に)、「友だちのうちはどこ?」の舞台で大地震が起きたので映画に出演した子…

ジョセフ・フォン・スタンバーグ「アナタハン」1953年/日

また前知識ゼロで観に行ったら、第二次大戦終戦後も南の島に取り残された日本軍とそこに暮らして居た男女二人の話でおどろいた。京都の撮影所で、日本の俳優使って撮っていた。さらに不意打ちのように、劇中「安里屋ユンタ」がいろいろな替え歌で歌われてい…

アッバス・キアロスタミ「そして人生は続く」1991年/イラン

みればみるほど素晴しいキアロスタミ。以前観たときはまだ私も若く、こののろのろとしたテンポがもどかしかった。改めて観てみれば、この計算ずくの監督の本領がここでも極まっていた。どうしたらこんな映画が撮れるのか。俯瞰のショットで人を笑わせ、子ど…

ニコラス・レイ「We can't go home again」1976年/米

何の予備知識もなく観てしまった。学生たちと撮った実験的な映画と言ったらよいのか。ひたすらニックがかっこよく、らしいオチがついていたと思う。私のニックとの旅はまだこれからなのに…。JD先生にならってフランス風にニコラ・レイと言うくせがついた。

息切れ気味。今日の予定はキャンセルして自宅待機。 クヴィエタ・パツォウスカーの話を聞きに行けず。ざんねん。 日本から荷物がひとつとどいた。日本に帰ったとき自選しておいた約50枚のCDもそのなかに。プリンスを聞いてるとどうしても聞きたくなっていた…

夜、お気に入りのライブハウス近くのカフェで一杯。場所柄なじみやすい雰囲気で、「ロンドンコーリング」とか「ガールズ&ボーイズ」がかかってくれたりする。まあ望めどもその程度、なのだけど。。。似合う音楽が限られすぎて、音楽的興奮が決定的に足りな…

アッバス・キアロスタミ「Le rapport」1977年/イラン

現代の都市部の若夫婦の話。多方向から追いつめられピンチになってさあどうしよう、というのは、子どもの話として描けば明るく楽しいものになれど、大人の物語として語られると格段に切実。苦難の幼子、今回は脇ながら光っていた。