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8月13日(土曜日)

1週間ぶりの東京。ひさしぶりにキーボードを打っているのだけど、手がうごかない!というのはなんだか嬉しい悲鳴でもあるような、パソコンからどれだけ遠く離れられるかが勝負な夏休みでもありましたが、明後日までにはまともに手が動くようにしなけれならないのでリハビリ代わりに1週間分さかのぼって日記をつけます。

その前に今日のことを今日の日記に。

午前中に最後の散歩。どこをみても目に映る山、雲、霧、緑、緑、緑の美しさをどうやっても写真やビデオにおさめることができない。

すぐ上の山では3日間のフェスティバルがはじまっていた。多分トランス系の。こんなところで。20年くらい前に叔母の家のとなりのグラウンドでバンドブーム期のバンドが集って野球大会をやっていたことを思い出した。といってもユニコーンとかの有名どころはさすがにおらず、キャーキャー言ってるファンの子からやっと聞き出したバンド名が「いんぐりもんぐり」だった…。

昼前に叔母の家を出て、1時過ぎの特急あずさにひとり乗り込み夕方5時半新宿着。あずさから出た瞬間、東京の暑さにおもわず「うげっ」と言ってしまった。長野ではすばらしい避暑の日々だったのです。

父が入れ代わりで長野へ行ったので家にいたのは母と妹。いきなり上機嫌の母。夕食のとき最近ラジオがつまらないと思ってたけど意外と面白いということがわかったと言う話が出たのでそれってNHKのミュージックプラザ?と言ったらやはりそうで、鈴木万由香さんいいよねという話で盛り上がった。


8月12日(金曜日)

日々戦争の番組を観ていて夢にみるだろうなと思っていたらやはり空襲にあい逃げまどう夢をみた。空爆の夢はたまにみる。

時間を見つけては「ダ・ヴィンチ・コード」を読みすすめた。自分で買うのがしゃくだからと、なんとかこの日の内に読み終えた。上巻の追っかけっこはなかなか面白く、上巻後半〜下巻の頭あたりの情報の羅列もふむふむと読んだ。これまで他の本や映画でちょこちょことふれたものが誰が読んでもわかるようなかたちで出てくるので、ああこれはあのことだな、あのことだな、とか思いながら読めて楽しかったし、なによりあいちゃんがここに出てきたいろんな話題に中学1年からふれられたというのは悪くないなと思った。あとは女性にとって嬉しい、男女両性の調和という考えが根底にあるということも。キリスト教イスラム教が男性中心の宗教じゃなかったらなぁと思わずにはいられない。

午後雨が降ったので、庭(といっても1000坪の森)に落ちている枝や積もり積もったスギの枯れ葉を集めてたき火をすることに。一輪車(手押し車)に山盛り集めてはたき火へ運ぶ。長靴、菅がさ、軍手、労働着の全身装備で汗と雨と泥まみれになりながらの力仕事でも、ひんやりとした森の中ならちっとも辛くない。一輪車も実に機能的な道具で慣れると楽しい。今年はなんだか山の雨に縁があったようだけど、ただ眺めたり歩いたりするだけでは感じきれない喜びが、土と水の中で労働することで体に入ってくるようだった。唯一森で辛いのは、どうしても蚊にさされてしまうこと。長そで長ズボンであっても腕や手や顔や首に刺される。虫よけスプレーもほとんど役に立たない。この数日の間にどれだけ蚊に刺されたことか。そのかゆさといったら不愉快この上ない。温暖化で自然のなかに蚊が大量発生したような場所では蚊の大群に襲われた動物が狂い死んでいっているらしい。


8月11日(木曜日)

疲れが出たのか涼しいせいかなんだかすごく眠くて、午前中はごはんを食べに起きた意外はまたずっと寝ていた。よく考えたらフジロック以降疲れを取るために1日中のんびりなんてのは全然なかった。ので開き直ってのんびりのんびり。それでも午後は買い物へ出たりぐるっと散歩をしたりちょっと歩くとアスファルトの道だと暑くてずいぶん運動になった。

夕方は趣味のよいオールディーズがかかるDJ矢口清治さんのNHKFMミュージックプラザを聴きながら、あいちゃんが読み終えたばかりの「ダ・ヴィンチ・コード」を読みはじめた。ルーブル美術館からはじまるというだけであっという間にのめり込む。

大量の餃子をつくって夕飯。NHK終戦60年番組「都市爆撃の真実」。


8月10日(水曜日)

起きて、ごはん食べて、またちょっと寝て、掃除して、お昼つくって、食べて。やさいた〜〜〜〜っぷりの焼そばつくったら、とってもおいしかった。叔母がひとり帰ったかわりに別の叔母と孫のあいちゃんが到着。今度は4人の生活。

夕方ごろごろしながらステレオでNHKFMのミュージックプラザ。なかなかいいなと思ったらDJは鈴木万由香さんだった。

またちらちら寅、温泉、NHK終戦60年番組「コソボ・隣人たちの戦争」。


8月9日(火曜日)

3人車で帰郷。残ったのは私と叔母2人。ここからは親戚水入らずのんびり生活。昼寝、散歩、ごはん、NHK終戦60年番組「赤い背中」、お風呂、寅さん。


8月8日(月曜日)

この日は栂池自然園へ。前日の五竜のゴンドラの何倍も奥までどんどんのぼって行った先にある、高原植物の豊かな湿原。栂とはオオシラビソのことだということを今ネットで調べて知ったのだけど、今年はそのオオシラビソにたくさん実がなっていた。前きたときは観なかったような、と思ったら、去年の台風に生命の危機を感じ取るほどに痛めつけられたことで今年は10年ぶりに木のてっぺんに実をつけたということだった。変化する気候の中で生き残ってきた植物の強さだ。上はあいにくの曇りで、途中からは雨が降ってしまったので一番大きくまわるのはあきらめ足場のよいところに限ってぐるりと一周してきた。自然園を出るあたりで、わーっとガスがやってきた。ここへくる度、だいたい帰る頃にこのガスがでてくるのだけど、そうなったときの自然園の風景がまた幻想的で私はとても好きだ。

帰り道はゴンドラを途中の駅で降り、そこから歩いて家へ。夕飯はバーベキューの残りの食材で。こっちの野菜はなにしたっておいしいので失敗のしようがない。東京の食材が如何に悲しいものかよくわかったよ。

BSで「男はつらいよ」を初めて観た。面白かった。渥美清はすっばらしい芸人さんだ、ということを思い知りました。


8月7日(日曜日)

午前中は五竜の植物園を歩く。ゴンドラであがったところを少し散策。前の日とこの日と、長野まで来たにしては少々暑かったので、上まであがってふれた涼しい空気にほっと一息。

お昼は白馬駅近くの和食屋さんでおそば。同じ座敷きにはなんとアラーキー麿赤児氏が…。

ひとり友人を見送ったあと買い物して、夜は庭でバーベキュー。温泉。NHK終戦60年番組「ZONE 核と人間」。


8月6日(土曜日)

友人たちとともに車で長野へ出発。関越で渋滞。長野動でも渋滞。オリンピック道路を通るはずが山道へ入ってしまい風景は素晴らしかったがそれなりに時間はかかった。おかげで7時半頃に目白通りを出発し、長野県栂池高原の叔母の家についたのが夕方4時。8時間半の旅のあとはおいしい野菜たっぷりのごはんと温泉!