大塚一家 セーヌ左岸編

我が家の1日は断水から始まりました。調子が今ひとつなまま朝起きて、あちこち水をためて、さあ準備万端、どっからでもかかってこいだ。お、断水が始まったな。ではこのペットボトルの水から使うよ。なんてやってる間にあっというまに断水は終わり、普通に水が使えるようになった。お風呂にためたこの水はなんのために…。
旅行組は、疲れをとって遅めの出発。お昼前に集合してバスでサンジェルマンデプレへ。すぐにカフェ・ド・フロールへ入ってお昼ご飯。やっと入ることが出来た。なんだかとても贅沢をしている気分で嬉しかった。みんなであれこれ頼んだけど何食べてもおいしかった。パリはランチが楽しい。フロールのおみやげ屋さんへもよって、妹がいくつかお買い上げ。私もゴダールサルトルボーヴォワールが写されたハガキを買ってみた。
教会へ入ってぐるっと歩いたあと、近辺を散策しながらサンシュルピス教会へ。未だダビンチコードの教会としか思えない私は十分にミーハー。でも真面目な顔した歴史物語よりも謎に満ちた嘘っぱちに惹かれるのが人の性。今読んでるバルザックの「フェラギュス」もかなりそんなんで面白いです。
歩いてカルチェラタンの方へ。リュクサンブール公園を通り過ぎてパンテオンを目指す。今日は結構涼しい日だったのだけど、それでも我らが一家は公園へたどり着くと日陰で休息。ほかの大勢はもちろん延々とひなたぼっこ。
パンテオンのすぐ後ろの教会へもちらっと入ったあと、パンテオンへ。地階の壁画はソルボンヌ大学の講堂と同じシャヴァンヌによるものだった。お墓であるということとなにやら威厳を保っていること以外、ほとんど機能らしい機能を持っていないところがパンテオンの魅力。地下はやたらと寒かった。ルソーに挨拶を。
ソルボンヌ大学の脇を抜け、本屋へちょっと寄ったあとは、おみやげを見つけたりしながら、少しずつ夕食のお店へと向かう。
今日の夜は妹の知り合いの人おすすめのお店で。新しくきれいなお店で雰囲気もよく、料理の見た目はきれいだったし、味も悪くなかった。けど、ここもさすがビストロ、なのか、量がどれもびっくりするほど大量で、全員食べるので必死になってておかしかった。
おなかがふくれた後は、夜のサンルイ島を散歩。ところせましとレストランや雑貨屋さんが並ぶ街並は素敵。メトロに乗ってホテルへ戻って街歩きはこれにておしまい。