熱はすぐに下がったけれど体がぐったりしていたので、こんなときは孤独に読書。聖書のかわりにリルケを読む。「マルテの手記」はリルケ自身の数年にわたるパリ滞在の体験が元になった小説。自分も同じように異邦人としてパリに暮らしている今、年齢的にも重なっており、いちいち沁み入る言葉が並んでいる。

Ich glaube, ich muesste anfangen, etwas zu arbeiten, jetzt, da ich sehen lerne. Ich bin achtundzwanzig, und es ist so gut wie nichts geschehen.
http://www.zeno.org/Literatur/M/Rilke,+Rainer+Maria/Roman/Die+Aufzeichnungen+des+Malte+Laurids+Brigge より。特殊文字はひらいてます)

とそれに続く部分だとか…。手元で読んでいるのは日本語訳ですけれども。赤い表紙の、中央公論社「世界の文学」36巻。引用短いんだから日本語でうつしてもいいくらいだけど、そうなると少し恥ずかしいですね。
ひとり家でおとなしくしていたら、ミッチがお花を買ってきてくれました。オレンジ色のチューリップ。暖かい場所に入ったら、みるみるつぼみが開きました。
すっかり鴨ばかりの12月。クリスマスイブだけど夕食は激安の鴨をつかった鴨丼にしました。。。ケーキも土曜日の残り。安上がりにもほどがある。風邪が完治してないのでワインはひかえめに、ブルゴーニュで買ってきたハーフボトル。これはまあまあだった。
音楽はラジオのジャズチャンネルにおまかせです。今日はボーカルものがよくかかっています。
http://www.youtube.com/watch?v=xKm_zrxL0p0
youtubeからはこれを。まだティムが若くてとてもかわいいのです。

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ところで、全然関係ないですけどチャン・チェンがかっこいいです。普通にしていてこれだなんて。ええなあ。
http://www.cinema.janjan.jp/0711/0711050225/1.php