キャトーズジュイエ

14 Juilletの行進を眺めるための観客席に入れるというInvitationを譲り受け、せっかくなので朝から出向いてみたのですが、この駅から歩いてくることという指示に気づかず独自のルートで向かったところ、あちこちのメトロの駅や道が封鎖されていて、大通りを渡ることもできず、どう歩いても結局入れるはずの場所までたどり着けず。シャンゼリゼの沿道はすでに人でいっぱいで、肝心の行進は通りからは遠く離れたベンチの上より眺め、先頭集団のなかのS氏の頭の方がちょこっと見えたという程度。それでも様々な型の戦闘機が頭上を低く飛んで行くのや、大勢集まっている観光客の顔を眺めているだけでそれなりに楽しく、クレープ食べたしもうそれでいいやということにして退散。メトロの駅までの道中、車の入ってこない通りを堂々と歩けるだけでもちょっと得した気分だった。
帰ってテレビのニュースで行進の様子をようやく目にすると、それは単なる軍隊行進で、自分で勝手に思い描いていた革命記念日のお祝いとはなんだかイメージがちがった感じ。200年以上前の出来事ははるか彼方に退いて、全てはいま現在の外交のためにという現実的な世界がひろがっておりました。