寒かったり、春らしかったり、の繰り返し。1日の中でも変化があるためなかなか身軽になれないものの、気持ちの上では3月からもう春だった。
そしてなんとはなしに始めたこと。出先で気になるパン屋に出会ったらもう躊躇せず、その場でクロワッサンを試してみる。今のところジェラール・ミュロの圧勝だけれど。モングルイユ通りのものはバターが多すぎ、サンマルタン運河近くのはまるでお菓子みたいな味だった。それから、移動には徒歩の時間を多めにとる。メトロに乗ってぐったりするその負担を少しでも減らしたい。帰りにバスが使えたら歩ける距離まで家に近づいて、最後は歩きでもいい。iPod nanoの撮影チャンスもそれでこそ増える。もうずいぶん日は長くなっていて、店の閉店時間がますます早く感じる。
そうやって帰宅する途中に公園で出会った白い光、輝く木々がきれいすぎた。あちこちのベンチにはずらりと並んだおじいさんたち。あの中にはいつまでもいたいものだよねえ。