2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ますます寒いです。街が白い。久しぶりにビーチ・ボーイズの「ペット・サウンズ」を聴きました。12月に合うかとおもって。

ハワード・ホークス「今日限りの命」1933年/米

原題「Today we live」。ゲイリー・クーパー、ジョーン・クロフォード主演。これもドイツ軍基地への攻撃シーンが「暁の偵察」とまるで一緒。けどここでは空中戦以上にボートでの攻撃シーンが見物で、物語はほぼそっちのけでみせてくれます。結末なんて、ひど…

ハワード・ホークス「無限の青空」1936年/米

原題「Ceiling zero」。キャグニーはやっぱりいるだけで魅力がはみ出すなあ。こちらは「暁の偵察」にも「コンドル」にも重なる。

ハワード・ホークス「特急二十世紀」1934年/米

原題「20th Century」。見続けているとだんだんとモチーフが重なってきて、それも楽しい。昨日の「無花果の葉」のファッションデザイナーの男性に通じるキャラが劇作家になって真ん中に置かれていた。

ハワード・ホークス「無花果の葉」1926年/米

原題「Fig Leaves」。サイレント作品。「サンライズ」のジョージ・オブライエン主演の、これも若夫婦もの。創世記の時代から変わらぬ男女の姿、というのを文字通り表現しながら、ささいな諍いを、随所で上手に笑いを取りながらみせてくれた。ここで対比され…

ハワード・ホークス「バーバリー・コースト」1935年/米

G・ロビンソンにミリアム・ホプキンスということで期待したものの、そこまで振り切れた面白さが出てこなかった。グレート・マギンティのマギンティ(ブライアン・ドンレヴィ)が手下役で出ていたのが気になった。へんな存在感がある。

ハワード・ホークス、ジャック・コンウェイ「奇傑パンチョ」1934年/米

クレジットに名前はないけれど、ホークスが活躍したに違いない良作。けっこう大作。ビバ、パンチョ! http://en.wikipedia.org/wiki/Viva_Villa%21 パンチョはほんとにいた人だった。題材としても興味深いし、映画に描かれたパンチョの人物像もありそうでな…

led zeppelinのyoutube映像は消されてしまった。すばやかった。そのうちDVDで観られますかな。楽しみにしてます。(→それがその後復活してます。許されたってこと? とにかく観れます。)

led zep!!!!!!

レッド・ツェッペリンの再結成ライブが気になってないわけはないのです。 NMEのレポート。 http://www.nme.com/news/led-zeppelin/33080 曲ごとのコメント。 http://www.nme.com/news/led-zeppelin/33075 映像がぞくぞくとあがっているところ。ジミー・ペイ…

毎日ひどい天気でいい加減うんざりしていた。今日やっと晴れた。と思ったら雨。そしてまた晴れた。うらのカフェで一息。ずいぶん気がまぎれた。

サーストン・ムーアLIVE!!!!!

そんな夜、サーストン・ムーアのライブを近所のライブハウスでみてまいりました。この世界にこれ以上魅力的なひとがいるだろうか、と心底ほれぼれしてしまった。目の前で、ギターをかき鳴らす姿を堪能。もうほんとかっこよすぎた!!! ほかにギター、ベース…

クボケン!

ロックの高揚が極まってしまったので、久々にクボケンの言葉にふれにbounce.comを訪れた。ますます面白くて、びっくりするようなことがたくさん書いてあった。たとえばこのジュリアン・コープの話とか。 http://www.bounce.com/article/article.php/3780 こ…

roots of andrew weatherall

このpodcast、最高。これは聴いた方がいい。こういうのが普通のラジオから、レコード屋から聴こえてきたら、どんなに楽しいか。 http://www.fabriclondon.com/podcast/ (02の方) アンディ・ウェザオールのルーツもルーツ、少年時代に聴いてた音楽たちが聴…

ハワード・ホークス「教授と美女」1942年/米

そして「Ball of Fire」が「教授と美女」なのか! 待ってましたのコメディ。さいっっっっこうだった。はまりすぎなゲイリー・クーパーもバーバラ・スタンウィックも、まだ若いダナ・アンドリュースも、老教授たちも。見所に次ぐ見所。ギャグに次ぐギャグ。そ…

ハワード・ホークス「暗黒街の顔役」1932年/米

「Scarface」は「暗黒街の顔役」だったか、と途中で気付く。殺しの反復。お笑い担当、昨日はフィッシュボーンだったビンス・バーネットの活躍が泣ける。

ハワード・ホークス「虎鮫」1932年/米

原題「Tiger shark」。漁師たちの物語。ちょっとほっと一息つける作品。マグロ漁の風景(釣り竿で激しく釣るというスタイルの)や、捕獲した魚を船から降ろすところを丁寧に描いていて、それをみているだけでとても面白い(ここでも、ラングが「クラッシュ・…

ハワード・ホークス「光に叛く者」1931年/米

原題「The criminal code」。これも素晴しかった。ひどく真っ当なものと、激しくはみ出ていくものとが細かく編み込まれていて、一瞬にして過ぎてしまうなかに巨大なものを感じる。ラングかホークスかという感じだ。

ポンピドゥーでエリセ/キアロスタミ展関連の座談会があったので、ちょっとだけのぞく。が、現時点での私のフランス語力では、そういう場で話を聞いても自分がすでに知ってること、理解してること以上のことに出会える可能性は難しく、本人たちの作品に触れ…

ハワード・ホークス「暁の偵察」1930年/米

ホークスが一体どこまでGREATなのかを見届ける旅に出ております。二回転三回転のひねりは当然の世界に、どこまでついていけるか。 トーキー第一作だそうで。飛行機のビビビと飛ぶ音、レコードの音楽、ギターとともに歌われる歌と、当たり前のようにそろって…

ハワード・ホークス「ヨーク軍曹」1941年/米

やっぱ狂ってるこのひと。 ゲストのジャン=クロード・ブリソーもかなりのものでしたが…。普段のシネマテークがお上品なだけに、際立ってました。だいたいフランス人がやってるのは議論なんかではなくて、ただ各々が言いたいこと言うだけ、なんですね。基本。

ハワード・ホークス「レッドライン7000」1966年/米

そして本日のメインディッシュは、今日からついにはじまったホークス特集のオープニング。ものすごいテンションの映画で、狂ってた。観たら一生忘れない。企画者も熱弁ふるってて面白かった。今日はJD先生も観にきておりました。 http://www.mmjp.or.jp/60sr…

小津安二郎「浮草物語」1934年/日

おつぎはこれ。何度みても青年(三井秀男/三井弘次)がトニー・レオンに似ている。日本語が読めないと、サイレントの坂本武のよさは味わい尽くせないだろうと思う。突貫小僧の名演も、フランス人にはあんまり伝わってない気がした。

是枝裕和「ワンダフルライフ」1998年/日

久々にシネマテークではしご。一本目はこれ。。。 欠点ばかりが目についてぼろくそに文句言ってた作品でしたが、所変われば人変わるのか、しまいにゃ泣いてた。どこでかというと、一番お年寄りのおばあちゃんが、ひろった撮影用の花びらを入れた袋をてらじ(…

すこしずつ脳が活性化されてきた気がします。長い間眠っていたものがやっと…(だといいけど)。 気のせいかもしれないけど、少しずつ耳がフランス語になじんできたようで、集中して聞いてなかったことも、なんとなく聞き取れたりして、嬉しいです。相変わら…

クルツィウスからの孫引きですが、昨日ルネッサンス芸術に触れもやもやっと思っていたようなことを、ゲーテ先生の言葉の中にみつけてしまったので、書き抜き。 愛国的な芸術とか愛国的な学問のないことは、たぶん、すぐに納得できよう。芸術と学問は、すべて…

美術館無料の日曜日、またルーヴル美術館へ。何度でもふらりと行って、みたい部分だけじっくりと、なんて思って訪ねてみたものの、観光客の波にもまれながら巨大な回廊を気合いでずんずん進まないとなかなか目的地まではたどり着けないので、何度行ってもル…