musik

2010年7月のピート

7月7日の夜は、家の近くでピートのライブ。20時会場で前座がひとつ、のところは観ずにぎりぎりまで家にいて、ワールドカップ準決勝の立ち上がりを見届け、前座はさいあくであったとの(予想通りの?)一報を目にしてから、21時頃いざ会場へ。きちっとした…

Them crooked vultures at zenith

デイヴ・グロールがジョン・ポール・ジョーンズに声をかけてつくった夢のバンドのライブ。重量級のミュージシャンがお互いに緊張感と興奮を抱えながら遠慮なく演奏している姿は、想像以上に感動的だった。ドラマーにもどったデイヴ・グロール、本当にかっこ…

Villette Sonique 2010

近所の音楽公園で今週ずっとやっている電子音楽のお祭りにて、続けざまにライブを観てきました。そろいも揃って伝説的なミュージシャンだったので、衝撃を受け止めるのにしばし時間がほしいところですが、今はひとまず簡単にメモを。 最初に、アート・リンゼ…

ポール・ウェラー LIVE at バタクラン

13年ぶり、2度目のポール・ウェラー。イギリスにはこういうミュージシャンがずっといるんだからずっと安心だなあと思う。お客さんは、イギリス人率、おっさん率、高かった。デプレシャンらしき人も来ていた。映画祭りの裏だけど、結構な確率で本人ではない…

MO'FO'10

日曜は、パリの外で100%インディ音楽フェスティバル。長く記憶にのこりそうな夜になった。 http://www.mainsdoeuvres.org/article751.html まず会場がとてもよかった。夜歩くとまるでバラックな、クリニャンクールの蚤の市の脇を抜けたところにある、Mains d…

イアン・ブラウンLIVE @ Trabendo, Paris

近所のライブハウスにイアン・ブラウンが来る?!と知ったのは昨日のこと。いっそいでチケット確保して、行ってきましたよ児島さーん! 95年にローゼズとして来日したとき観て、ソロになってすぐ98年のフジで観て、それ以来。アルバムもずっと聴いてなかった…

2007年

最後の1枚はこれ! Robert Plant & Alison Krauss『Raising Sand』。そりゃツェッペリン再結成なんてもうやりたくないだろうなーという、ロバート・プラント現在形の大傑作。アリソン・クラウスとのデュエットはまだ続くようなので、次こそはどこかで遭遇し…

2009年

残り2枚。最後は決めてあるのでその前に、これを入れなければ終われないというのを。電気グルーヴ『20』。昨年出した快心の復帰作『J-POP』ともかなり迷ったけど、歌詞がよすぎるしずっと聴いてるのでこっちにしました。瀧と卓球それぞれの言葉遣いで巧妙に…

2009年

8枚目。今日は、John Frusciante『The Empyrean』です。レッチリのジョンも最高だったけれど、いまやソロのジョンもすごいことになった。2004年に連続で何枚もソロ作を出した頃はまだmusic from his bedroomな感じだったのが、一気にスケールが広がっていて…

2007年

今日はこちら。バーン先生のラジオで度々かかるのを聴いているうちにすっかり気に入ってしまった、Jun Miyake(三宅純)の『Stolen From Strangers』。パリ在住の日本人ミュージシャンで、去年だったかギャラリー・ラファイエット(デパート)の広告にも堂々…

2009年

今日はこれです。今年9月に発表された、Yoko Ono Plastic Ono Band『Between My Head and the Sky』。オノ・ヨーコを中心に、ショーン・レノン、本田ゆか、コーネリアスグループ参加の、見過ごすことは不可能なアルバムで、しかも一度はまるとしばらくは出て…

2008年

つづいてこちら。去年出た、David Byrne and Brian Eno『Everything That Happens Will Happen Today』。どちらかというとデヴィッド・バーンのアルバムに思えるのだけど、そこにブライアン・イーノのコーラスが聴こえてくると、どこか特別な寺院の中にいる…

2002年

今日はこれ。The Libertinesの『Up the Bracket』。完全に後追いで、このレコードを初めて聴いた瞬間感じた「しまった!」「やられた!」「ライブ見逃した!!」という思と共に、選出。この若さ、もろさ、あやうさ、不完全さ、自由、疾走感、でもはずすとこ…

また2005年

3枚目。Gorillaz 2ndと同じ年に、元Suedeのお2人が再び出会ってバンドを組んだThe Tearsの『Here Come the Tears』。です。かつてないほど伸びやかなボーカルが、昔と変わらぬうねるギターとさわやかに絡む、涙なしには聴けない歓喜あふれる名曲の数々…。H…

2005年。

2000年代の10枚。その2は、メディアでもかなり上位に来るべきだろうと思ってたらそうでもなかった、Gorillaz『Demon Days』。メンバーがアニメでライブ活動がメインじゃなかったから、でしょうか。私は最近になってよく聴いていて、デーモン・アルバーンと…

2006年

ここ数週間、英米のいろんな雑誌が2000年代についてのランキングをあれこれ発表してましたけど、私も2000年代のディスク10枚というのを考えたので、1日1枚くらいのペースで書いてみます。全然マニアックじゃないし、すでにここに書いたものも多いですが、…

Carl Craig + Jazz musicians from Detroit

木曜日も同じJazz祭り。1年とあけずCite de la musiqueに帰ってきてくれた、カール・クレイグのライブ。去年の公演ではパリを拠点とするクラシックのミュージシャンたちとともに曲を演奏・再現するというかなり迫力のステージを披露していましたが、今回は…

De La Soul Live

水曜の夜は、La villetteのJazz祭りにて、HIPHOPのえらいひと、デ・ラ・ソウルせんせいのライブを観てきた。またもパリジャンいちころ、パリジェンヌ大はしゃぎの一夜。楽しすぎて大変だった。なんて魅力的な人たち、音楽。棒立ちのパリ人を動かす言葉も、優…

NIИ

Zenithにて、最初にしてたぶん最後のナイン・インチ・ネイルズLIVE。トレント・レズナーの超人ぶりに圧倒されて、前半しばらく泣いていた。ひとりで10人前くらいの活躍だった。自分の作り出すものに対して、大きな大きな自信と誇りと喜びを感じていなかった…

Seiji Ozawa International music academy switzerland

今日は、まだまだまだまだ現役でいてほしい人の話を書く。今週2度目のテアトル・デ・シャンゼリゼにて、小澤征爾ひきいるスイス国際音楽アカデミーの演奏会を観てきた。弦楽四重奏が6グループ続いたあと、大所帯になって2演目。小澤征爾は最後のチャイコ…

Warp 20

さてこちらはパリ。昨日の夜は、ワープ・レコードの20周年を記念したパーティへ行ってきた。2日間あって、ほんとは今日の方が豪華なんだけど、アンディ・ウェザオールが来るというので裏切れなかった。DJ陣にはなぜかジャービス・コッカー(パルプ)がいて…

コンピューターおじいさん

ベジャールの音楽家で、ミュージック・コンクレート創始者のひとりなる、80代の電子音楽家、ピエール・アンリの演奏を聴きました。これまでいろんな年代の電子音楽を聴いてきたつもりでいましたが、この方はその中でも最長老も最長老。それでいてやっている…

シネマテークにジェフ・ミルズ登場

4月になり、シネマテークではセシル・B・デミルの特集がスタート。2日目の夜の今日は、早川雪洲が出演していることで知られる無声映画『チート』(1915年)に、ジェフ・ミルズがリアルタイムで音楽をつけるという上映がありました。何年前か忘れたけれどジ…

David Byrne LIVE "Songs of David Byrne and Brian Eno Tour" at L'Olympia

白の衣装に白いストラト。3人のダンサーに3人のコーラス。デヴィッド・バーンも踊る踊る。ダンサーだってギターも弾く! オランピア(100年以上前からある、オペラ座近くの劇場)の雰囲気も最高で、3曲目あたりですでに会場にいた全員が感極まってしまい…

電気グルーヴ LIVE at 渋谷AX 11/21

結局行きました。このタイミングで日本にいるんだから逃しちゃいけないよということだと思い、実際その通りでほんとに行ってよかった。楽しすぎて興奮がおさまらず、夜はすっかり眠れませんでした。 http://natalie.mu/news/show/id/11191

THE WHO at 武道館

妹と2人、アリーナの前から2ブロック目の1列目というかなり恵まれた席で、2時間たっぷりのライブを楽しんできました。 ロックバンドってきっと、この人たちのことを言うのだな、と思った。ロジャーもピートも60代なのに、あのエネルギーにあの情熱。そし…

カール・クレイグ コンサート@Cite de la musique

そして夜。本日の極めつけは、オーケストラとピアニストを率いたカール・クレイグのコンサート。モーリッツ・フォン・オズワルドもいた。一番奥の中央に置かれたシンセの前に陣取るカール・クレイグは、ジャケットにネクタイ姿。おお。指揮者も素晴しかった…

Tricky@104 ouverture

パリ19区の端に今日オープンした大型アートスペース104(サンキャトル)のオープニングイベントにて、トリッキーの無料ライブ。ニューアルバム「Knowle West Boy」は気に入ってずっと聴いていたので、パリ市からのナイスなプレゼントには大喜びで飛びついた…

Tortoise @ Cite de la musique

Jazz祭り、みっつめはトータスのライブ。日本にも何度も行ってると思いますが、観るのは初めて。日本ではチケットが高くて、そうそう気軽にはいけなかった。なので10年越しの、、、という感じでしたけど、10年前にも観ておきたかったな。と思ったのは、後半…

マシュー・ハーバート ビッグ・バンド

La villetteのjazz祭りにて。やつはちょっとした天才、でしたね。ビッグバンド+分厚い声の女性ボーカル+カクカク動くハーバートのマシーン=総勢20人くらいで作る音楽。こりゃパリの人にも受けが良さそうだなという体裁で、実際すんごい盛り上がってた。フ…