いくつか観たので感想を書いていきたいと思います。ひとまず★を五点満点で付けておきます。
息子のまなざしダルデンヌ兄弟 ★★★★
ミスティック・リバークリント・イーストウッド ★★★★
24 hour party peopleマイケル・ウィンターボトム ★★+
言わずと知れたマンチェスタームーブメントの熱狂を描いた映画、かと思いきや、誰にどうやってみて欲しいと思って作られたのかよくわからない映画だった。あの時代のあの音楽が好きな人たちにとっては特別新しい情報もなかったし(というかファクトリーとハシエンダ限定だからね話が。)、そこに実際に参加できなかったりリアルタイムに間に合わなかった多くの日本の音楽ファンの期待に応えてくれることもなかった。かといってそういうミーハーな楽しみを差し引いたところで何も残らない淋しい映画だった。「伝説」のかけらを拾い集めてみたものの、そこに熱が全然ないんだよね。それは多分この監督がトニー・ウィルソンという人物をしっかり立たせることを重要視しすぎたからだと思うんだけど。ベズの登場のさせ方とか随分センスがなかったなあ。どいつもこいつもベズに頼りすぎなのはなんなのか。あこがれ? 不満が多かったので見終わった後、久保憲司氏の写真集「wrong or right, it's alright」など眺めながらハッピーマンデーズを聴いてたらそこにも久保憲司氏のコメントが載っていてそれを読んでちょっとほっとした。