ペドロ・コスタ「溶岩の家」

もうよってたかってペドロ・コスタを大絶賛していてちょっとやりすぎじゃないかと思っていたのだが、今日この映画を観たらぜんぜん大げさじゃないと思った。いっそのこと全部ふつうにロードショーしてほしい。アテネフランセはいろんな意味でキツイ。
マルケルの「サンソレイユ」で名前を知ったカボベルデが舞台。ポルトガルからの入植者とギニアビサウからの移入奴隷の末裔が住み、ポルトガル語クレオール語を話す場所。
何もかもが素晴らしいと思ったのだけど、人の顔をちゃんと映したりしてくれないので、最後の3分間に起こった出来事がすべてなんだかよくわからなかった。できればもう一回観たいけど、ちゃんと観に行けるだろうか。
http://www.athenee.net/culturalcenter/schedule/2004_03/pedro.html
アンディ・ウェザオールの音楽を聴くたびに、いつだって間違いがないし、ひたすらかっこよくて、これにかなうものなんて他にないと思ってしまうというのと同じようなことが、ペドロ・コスタの映画に対しても感じはじめているのですが、もしかしたらほんとにすごいのは、プロデューサーのパウロ・ブランコかも知れません。
http://www.acejapan.or.jp/fnw/pff/hasunuki.html