1.
最近、大きな感激に出会ったときには、無邪気に万歳!なんてことはもうできなくて、ありがたすぎて震え上がって涙が出る。こないだ目の前で中川が「もぐらと祭」と「外交不能症」を歌っているのを見て、全身の力が抜けそうになった。ああこの人は、ほんとにあのニューエスト・モデルの人だったのかと初めて実感した。ニューエストは巨大すぎる。ソウル・フラワー・ユニオンになってから聴かなくなってしまった人がたくさんいるのも全然わからなくない。かつてニューエストであったことと、今ソウルフラワーであることが連続しているということがあまりに驚異的で、私は何度も感動してしまうのだけど。
2.
15日が佐藤伸治の命日だったことを、今日、人の日記を読んでいて初めて気が付いた。自分はとうとう、忘れちゃう人になってしまったのかと思ってちょっとショックだった。あの、寒い寒い寒い春の日から、5年が経とうとしてるのか。今フィッシュマンズを聴いてしまったらまたぼんやりしてしまいそうなので、もうちょっとしたら聴くことにする。最近あんまり聴いてないから抗体が弱くなってるし、選ぶとしたら「宇宙日本世田谷」か「ゆらめきin the air」になりそうで、それはちょっとこわいから。
3.
ホントはこの後に、いなくなってカリスマになったサトシンと、しつこく生き続けてけむたがられがちな中川の話を書こうと思ったのだけど、書き方が分からなかったのだった。
4.
「渡り廊下にランプを」というニューエスト・モデルの曲の歌詞を改めてまともに眺めたらものすごいことばっかり叫んでいたので笑ってしまった。でもこの破壊力がニューエスト・モデル
 諦めた人が居たら、虫眼鏡で覗き込め/愛想振って疲れるなら、靴脱いで臭いを嗅げ/褒めそやす人が居たら、親の癖を聞き返せ/馬鹿笑いを悔やむなら、タブーだけを繰り返せ