週末散歩


家のすぐ側を通る大通りをこえ、運河をこえ、その向こうにある大通りまではじめて歩いて行ってみた。パリの端っこにより近くなるためか、公団のような建物が通り沿いにばーっと並んでいて、その1階(rez-de-chaussee)に大型のスーパーその他の商店が入っているという街並みがつづく。そのなかでもひときわ目を引いたのが、Orgues de Flandreという名の集合住宅。ぐねぐねしてて、大ボリュームで、大規模で、おくの方には高層のアパートがそびえていた。


帰ってきて調べたら、ここの1番高い棟はパリ20区内で5番目に高い建物なのだそうだ。築25年〜30年。広い敷地内をすこしだけ探索してみたところ、植物や空間に恵まれた作りではあるのだけど、全体的にあまり管理が行き届いている風ではなくて、この使われ方でこの巨大な建物ではさすがにハッピーな雰囲気とは遠いものがあり、人の住まう場所って難しいものだなと思った。近代的な集合住宅は管理が命。年を経たときにそこがいい住まいであり続けられるかどうか、住む人が上手に住み続けられるかどうかというのは、とても大事な問題だと思う。
でもこの集合住宅の入り口の脇にあった本屋さんはものすごくいい本屋さんだったので、そんなへんな人たちばかりが住んでいるということもないと思うのだけどね。近くに中華スーパーが集まってる場所も見つけたし、時々行って観察してみよう(Je suis bien curieuse.)。
http://fr.wikipedia.org/wiki/Orgues_de_Flandre
ちなみにいま私たちが住んでいるところも結構規模の大きな集合住宅なのだけど、ここはほんとによく管理が行き届いていて大変快適。ちゃんと話し合いもして、住民同士うまくやっているみたい。