2006年!その3

そろそろ映画の総括も。今年は観られた映画がとても少ないのですがそれでも一応。
新作映画はこれしか観てない。スピルバーグミュンヘン」、スティーヴ・ジェイムス「スティーヴィー」、ガス・ヴァン・サント「ラストデイズ」、ソクーロフ「太陽」アルノー・デプレシャンキングス&クイーン」、「パイレーツオブカリビアン/デッドマンズチェスト」、クリント・イーストウッド父親たちの星条旗」、青山真治エリ・エリ・レマ・サバクタニ」、是枝裕和花よりもなほ」、西川美和「ゆれる」、佐藤真「Out of place」
ナンバーワンは迷わず、スティーヴ・ジェイムス「スティーヴィー」。2006年の前半はこの映画と出会えた時として記憶しつづけたいと思います。 http://www.moviola.jp/stevie/
がっくり賞は、「ラストデイズ」「太陽」キングス&クイーン」の三本。がっくりでした。
日本映画については、観に行きたいと思えるものが何本かあっただけでよかったというところ。唯一「エリ・エリ」は、この映画のった!と思いながら観れました。それぞれ次回作、期待してます。よかったら、フランス人の映画心に訴えられるようなものをお願いします。
続けて旧作。
まとめて観られて楽しかったのはシネマヴェーラでの次郎長三国志。「第五部 殴り込み甲州路」と「第六部 旅がらす次郎長一家」がお気に入りでした。大雨だったシネマヴェーラの開館日には「ソナチネ」を観に行き、その傑作ぶりを再確認して帰ってきました。
パリへ来てから観た映画の中でのヒットは今のところラングの「怪人マブゼ博士」でしょうか。まあこれからです。
そして東京の家のビデオで観たものから。クリント・イーストウッドパーフェクト・ワールド」再見。とってもよかった。初めて観た伊丹十三「静かな生活」は、思いがけず幸せな映画で(内容がではなくて、原作と俳優たちと監督および作品との関係が)、90年代の日本映画らしい雰囲気もあって楽しめた。意外と気に入ってしまったのが、宮崎駿ハウルの動く城」。それぞれの台詞がいいんだな。まだ覚えるほど観られていませんがそのうち!