廃線の上を歩いた

うちのすぐ前を通っている廃線、生け垣をよいしょと登れば入り込めるだろうと思っていたのだけどまだ試したことがなかった。柵のどこかが開くんだよ、なんて知ったようなことを言っていたらすぐ眼の前に開くところがあって、そこから早速侵入。ついに線路の上。やった!

枕木がとられているところもあり、置かれたまんまの石はとげとげで、けっこう歩きにくかった。靴にもよくなさそう。
てくてく南下していくと、途中トンネルになっていた。

内部は落書きだらけで暗い。足下には使い切ったスプレーの缶がごろごろ。日が落ちてからでは恐くてとても歩けない。
さらにあるくと、ビュットショーモン公園の内部に至る。

丸いトンネルと、廃線と、うっそうとした緑と。
暗くならないうちに線路から脱出すべく、フェンスの穴をくぐって公園へ。

起伏に富む広い公園内は、何度行っても発見がある。人工の洞窟は、今日初めて入った。結構広い。

公園をぐるっと歩き、夕日の時間にあわせて一番高いところへ。

笠智衆の真似をして「きれいな夕日だったあ。明日も寒うなるぞ」(ほんとは「きれいな夜明けだったあ。今日も暑うなるぞ」です)と言ってみたいがためにここまで行った、というのは半分ほんとで半分おおげさ。晴れた日の日曜の夕方、ビュットショーモンは山のにぎわいで、おとなもこどももおばーさんも、幸せな散歩を楽しんでおりました。