KABUKI

夕方、歌舞伎座じゃなくてオペラ座へ行って当日券で入って無事観てまいりました。
http://www.operadeparis.fr/Saison-2006-2007/Spectacle.asp?Id=988
窓口の開く30分前くらいに並んで無事チケットは買えたのだけど、基本的にはcompletで、残ってたのは110ユーロのお高めの席か、まともには舞台がみえない7ユーロの桟敷席のみだった。迷わず7ユーロのチケットを選択。席は舞台の左斜め上一番手前の3階ボックス席2列目で、確かに座ってしまうとほとんどみえず上演中はずっと立ちっぱなし。立っても左側3分の1は見えず。でも舞台との距離がかなり近く、役者の表情が大きくはっきりと見えていたのは感動でした。

角度が変なので、團十郎がうしろを向いて水分を補給しているところ(あれはお茶かな)までよく見えてたのも面白かったです。
演目は「勧進帳」「口上」「紅葉狩」。今日の「勧進帳」では團十郎が弁慶、海老蔵が富樫でした。とか書いてても、これが確か人生2度目の歌舞伎(1度目は高校で行ったときだよ)だったのでなんのこっちゃなんですが、まあとにかく1度目の團十郎親子が観られてよかった。歌舞伎は繰り返し観るもののようです。
前に2005年醍醐寺での映像をBSで観て面白かった團十郎の「にらみ」、角度的にはにらんでもらえたかどうかあやしいけれど、これが実際に観られたのは嬉しかった。どうかさっそくご利益がありますように。ちなみにこちらではフランス語で「口上」やってました。面白くてよい演出だなと思いました。
その醍醐寺の映像、「口上」以外ちゃんとは観てなかったので、きれいな着物を身につけた海老蔵の美男ぶりくらいしか覚えていなかったのだけど、そこでも「勧進帳」をやっていたようで、今回もまさにその美しい海老蔵がそのまま出てきてくれたのには感激しました。「紅葉狩」の化け物はなんかヤンキーみたいだったけど…。
醍醐寺のときの話。あのシチュエーションはかなり魅力的だった。
http://clala.lolipop.jp/blog/2005/20050507-2352.html
http://www5e.biglobe.ne.jp/~freddy/watching109.htm