夜うちでDVDで観るのはしあわせだ。そのまま余計なこと考えず眠ったら、朝までリヴェットの映画の感覚がのこっていた。A cause d'avoir vu 「Out 1」、リヴェット観たあとはなんだかしばらくどきどきしつづけるようになった。先週も作文で「リヴェットの映画に感激しすぎて、よく眠れなかった(tant+verbe+queを使って)」と書いて出した(らミッチに笑われた)。眠れなかったことはないけど、強調構文を使うとこういう表現になった。ああはやくほかの3作もみたい。
すっかり忘れていたけど、1年前の今日結婚式を挙げて、明日が入籍日なのだった。さてどっちが結婚記念日? でも私も勉強ミッチも論文であんまり余裕がないし、今週は別のイベントが待っているためとくになにも考えてないのだけど、せめて明日なにかしようと思って、「結婚記念日に『鉄コン筋クリート』はどう?(かるく駄洒落です…)」と提案中。先週から映画がこちらでも公開されてて、字幕なのでちゃんとオリジナルの声が聞けるのです。ニノのクロだ。
そんなわけで今日は家でいただいたばかりのシードルでかんぱい。
ドゥルーズの前に最近読み始めたミニュイは、フランス語教育用にアメリカの大学から依頼されて書いたというロブ=グリエの「Djinn」。
http://www.leseditionsdeminuit.eu/f/index.php?sp=liv&livre_id=1808
8週間の授業向けの8章からなるテキストで、章を追うごとに文法が複雑になって行くというもの。とりあえず1章は、単語の意味さえわかれば電車でも読める。学校が終わったらこれを教科書に勉強しよう。
翻訳は平田篤頼先生訳で、この集英社のごりっぱな全集に入ってる。コピーして読んだというミッチのそのコピーは、残念ながら東京にある。
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=4-08-129009-1&mode=1
この全集、大学生のとき図書館でみるたび全部ほしかったな。でもこんなでかい本じゃ読めないっつーの。というくらい大きくて重くて、借りることすらできなかった。
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/zen_list.cgi?siries_isbn=X-08-129001-6&siries_kanren_isbn=&mode=2
まだ簡単なフランス語しか読んでないとはいえ、ドイツ語と比べるとフランス語はずっととっつきやすくて助かっています。ドイツ語はというと、ためしに「ミヒャエル・コールハース」をちょっと開いてみたけど、ひぇーと言って、閉じる、というていたらく。リベンジはまたいずれ。