The sea and cake LIVE@point ephemere

行ってきました。シー・アンド・ケイク
まだフランス語のフの字も知らなかった大学時代、読み方もそれが何を意味するかもわからないまま気に入ってよく聴いていたかれらのレコードのタイトルが「Oui」だった。これ「ウィ」って読むんだよってミッチに教わったときはずいぶん恥ずかしい思いをした。
ついにジョン・マッケンタイアのドラムを体験できる、と楽しみにしていたのだけれど、ジョンはパリへはこなかった。かわりにジョンにそっくりだけどちょっと若くてかわいい親戚の男の人がドラム。でも彼のドラムも素晴しくかっこよかった。
サム・プレコップのボーカル+ギター(赤のテレキャス)、もう1人のギターはダン・エレクトロ、ベースはプレベ、そしてドラムの4人編成。シンセもキーボードもなく、はたからみると、バンドがやりたくてしょうがなくて集まったおやじバンドだった。
ロック心はぐっとおさえた音楽、でも、とことんさわやかなのに熱く濃密で、それはりっぱなロックだった。ロック魂をたたえながらもぐるぐるっとひとまわりして出てきた音楽にくらくらした。こんな音楽は世界広しと言えどもシカゴにしかないんじゃないだろうか。感極まったパリジャンたちはただただ「シカゴー!」と叫んでいた。アホ。
http://www.theseaandcake.com/
前座はFlowers From The Man Who Shot Your Cousinというながーい名前の方達でした。ベースはムスタングの似合う小柄な男の人で、ほとんど江原君みたいでした。Waterhous recordsというレーベルの主でもあるそうです。帰りに彼から2ユーロのコンピを買いました。
http://www.myspace.com/flowersfromthemanwhoshotyourcousin
http://www.waterhouserecords.com/