AIR、PHOENIX@ヴェルサイユ宮殿ネプチューンの泉

サバイバルだった…。
今日のパリは1日曇り空。それでも雨が降るなんてことにはならないだろうと信じていたのだけど…。
RERでヴェルサイユ宮殿へ。2ヶ月ぶりでまたココへ来るなんてへんな気分。
会場はネプチューンの泉というところで、宮殿の庭にある大きな泉の真ん中にステージが組んであった。それを半周するように取り囲む客席。ステージの向こうには宮殿と庭が見渡せる。これはすごい。と、始まる前から興奮。
しかし。
問題はステージの上。
どっからどうみても景観優先で、雨のときの対策がゼロ。

これ。
とそんな心配をし始めた頃についに雨が…。慌ててビニールシートが機材にかけられていたけど、それではライブはできない。
開演時間をまたいで降り続ける雨。
霧雨ではあったので、9時頃、だましだまし前座が始まる。しかし。しょぼいバンド。さえないDJ。それでも地元民たちは大喜び。安い。
それもなんとか終わる。セッティングの入れ替え。すでにかなり寒い。かなり湿ってる。どうなることやら。
で、始まったのがPHOENIX。若者たちは大喜び。それでもやっぱり途中で雨が降り出す。ギター、ベース、ドラム、だいじょぶか?! はらはら。でもとにかく最後まで演奏。ボーカリストが小舟でこちらへやって来た。そんな演出のあと、ちょっとだけ欠けたようだったけど。根性のライブを見せてくれた。ちょっとかんどう。
そして雨の中断。それでも誰も帰らない。パリ行きの電車は増発されるとのアナウンス。安心して、寒いけど、待つ。
すでに時間は12時をまわって、ついに、まちにまったAIR、だったのだけど、たった1曲半演奏したところで、、、、、中止。
大好きな「Talkie Walkie」の世界が始まった矢先だったのに…。
ステージの上には宝物のような機材の山。観ていて涙が出そうになった。あんなものを雨に濡らさせるなんて、な。主催者よ、客もしょんぼりだったけど、AIRの2人+サポート3人(ベース、ドラム、キーボード)もそうとう辛かったと思うぞ。
AIRは明日も別の場所でライブ。明日は無事にライブが出来ますように。
結局、ジャービスが来ているかも謎のまま、パリまで深夜の長旅。電車に乗ってる大人は全員無言。気力が…。疲れ果てました…。
11月のAIRのライブ、行かないと気が済まないので、多分行く。今度は歩いて行ける場所だ。