レッチリLIVE in Paris 2007

改めて。
もなにもないですが。
思い出すだけで手の先があつくなる。
今日はもうLive Earthのためロンドンへ行ってるレッチリ。こっちのテレビでも観れそうだ。昨日のパリは幻か。
一体何人入ったのだろう。パリサンジェルマン(PSG)のホームスタジオに、芝生にも大勢人をいれてのコンサート。会場時間に合わせて後方から足を踏み入れたグラウンド。ステージは遠いどころかまるで見えなかった。地面はもちろん真っ平ら。
せっかくここまできたのになにも見えず終わるのだけはごめんだ。と思って、ずんずんずんずん前方へ。途中、右へそれる。フリーから離れ、ジョンの側へ。右の一番端っこの、セキュリティの人が集まっている場所の前に柵があって、そこからだったら、ステージが、見えた! 近くにいたパリジャンママにも助けられ、柵の前に場所を確保できた。
一般のお客さんが入れるその柵のさらに前には、10メートル分くらい招待者のためのスペースが広くとってあった。VIPの他に、どうやって選ばれたのかはわからないけれどたくさんの高校生くらいの若者たちがそこにいた。だから一番前といっても、はじっこだし結構距離がある。けどこれでも、この広い会場のなかでは相当に前の方だということは確かだった。切ない。
分厚い胸したセキュリティの人々に見守られつつ、棒立ちでレッチリの登場を待つ。前座は2バンド。しめて2時間。長かった。けど、この日のことを待ち続けてきた長さを思えば、あっという間だった。
予告された開演の9時も過ぎて、ついに…。
ここからはもうほとんど記憶あやふや。一曲目は「Can't stop」で、そこからノンストップでなにがなんだかという興奮と至福の中に…。
セキュリティのガードもぐっと上がって、結局背伸びして彼らの肩越しにステージを観ることに。何かあったら彼らの胸に向かっていけばいいやという安心感もありつつ…。
アンコールも入れて約2時間。4人全力のポジティブな素晴しいライブをみせてくれました。このままDVDになってもおかしくないくらいだったと思う。2枚組からの曲も結構やってくれて嬉しかった。「So Much I 」が聴けたのはなにより。
でも「Tell me baby」がなかった。そして「Under the bridge」も。
目はひたすらジョン・フルシャンテに釘付け。魅力全開のパフォーマンスにめろめろ。距離にして50mくらい、切ない…。
チャドはほんとにでかかった。赤いつなぎをきていた。我らの時代のボンゾ。
よく動くアンソニー。フリーにしかできない動きをするフリー。
やっと観れたよ。