ジャン・ルノワール「河」1951年/米・仏・印

アクション・クリスチーヌにて。
初めて観ました。脚本は素晴しかったけど、俳優たちがみなルノワールの映画に追いついていないのが残念だった。制限のあるなかで作られた映画とはいえ、あのアメリカ人はちょっと…。
それでもルノワールがインドで撮った映画を観るというのは、思った以上に不思議な体験だった。ルノワールがインドで出会ったお祭りや音楽を映画に次々と取り入れてみせる。その音楽と観たこともないような踊りの組み合わせには体がもじもじしました。出だしの太鼓の音からしてよかったな。リヴェット「Out1」も思い出しつつ…。
凧あげのシーンにて、空高く飛んでるカットのあと木に引っ掛かった凧の姿が入るのは、なんだか日本映画のようでした。