だいぶ慣れてリラックしてきた分だけ体につかれも出てきたので、今日はのんびりと。
ベルイマンの監督術」という番組をビデオで見ていたら3回寝てしまいあんまり見れなかった。そのあと同じビデオに続けて入っていた「美の巨人たち」のアジェの回と、「情熱大陸」のニノの回はちゃんと見れた。
情熱大陸」を見て、「硫黄島」の西郷は、ニノだ、と思った。なんてこった。最初から彼以外にはあり得なかったんだな、と。アメリカの外でさえ、そんな俳優との奇跡的な出会いをあっさりしてしまうのが、「ミスティック・リバー」や「ミリオンダラー・ベイビー」を撮った2000年代のクリント・イーストウッドの凄まじさだ。
今日、大江健三郎が自決について語った言葉を朝日新聞の切り抜きで読んでいたときにも、ああやはり、そんなことだからこそ、「硫黄島」は何度だって観られるべき映画だな、と思ったのだけど、そうは言っても、あのニノの西郷を観るために観るというのがやっぱり私としてはよくて、ね。