ドキュメンタリー7本

まず、ロジェ・レーナルト「映画の誕生」、ジョルジュ・フランジュ「Le Grand Melies」、アラン・レネ「世界のすべての記憶」。フランジュの「Le Grand Melies」は、まるでメリエスの分身である息子が父を演じる姿から、メリエスの天才がみごとに伝わる作品。とてもよかった。
それから、ジョルジュ・フランジュ「Le Sang des betes」、Vittorio De Seta「Contadini del mare (Paysans de la mer)」、Mario Ruspoli「Les Hommes de la baleine」、ジャン・ルーシュ「Bataille sur le grand fleuve」。こちらは屠殺に始まり、あまりに原始的なマグロ漁とクジラ漁、そしてカバ狩り。ニジェールではカバも食べられていた。
家からもすぐ歩いて行けるラ・ヴィレットの公園、元は屠殺場だった。運河の橋をぞろぞろと不細工すぎる牛たちや羊たちがやってくるのをみると、数十年前まではこんなだったかとおどろく。建造物の多くは失われているけれど、まだのこっているものも映像のなかに確認できて面白かった。でもそこで展開されていた屠殺作業は壮絶そのもの。首の皮も骨もあんなスムーズに切り裂いてしまうとは。
http://photo.agriculture.gouv.fr/gallery2/v/archives/ac021c0009.jpg.html
http://www.letempsdetruittout.net/gasparnoe/index.asp?v=261