リベンジ、AIRライブ@ZENITH

6月は雨に泣いて中止になったAIRのライブ、今度はスト期間中にパリのはじっこにある大型ライブハウス、ゼニスでのライブ。呪われてる感が少しあります。
それでもゼニスは無事観客でうまり、ほっとしたところで始まったライブ、ですが、AIRの音楽があの広い空間を大音量で埋められるようなものであるかというと、やっぱり違っていた。CDとライブは別もの。演奏家ではなくてコンポーザーな彼ら。最新アルバムの楽曲は再現できないものが多かったらしく、あのクオリティがライブにおりてこない。もともと大音量できれいに響く音作りをしていない。かわりにバンドっぽいサウンドとなって、「ムーンサファリ」のヒット曲が演奏されたりしていた。期待したゲスト、ジャービスもニールもシャルロットも、いなかった。
初めて行ったゼニスについては、音も照明も素晴しく大きさも程よくてとても気に入った。AIRはもっと小さなヌーボーカジノとかで観たら最高だったろうけど、そう言ってても仕方ないことで。
盛り上がってほしい曲でも棒立ちの客が多かったのは、パリではよく目にする風景で、だけど曲の後の歓声はずいぶん立派。不思議。