マノエル・デ・オリヴェイラ「ACTO DA PRIMAVERA」1963年/ポルトガル

Mystere de la Passion、キリスト受難劇を村人たちが再現する姿を映した映画。そこへちょこっとだけ同時代の要素が鋭く突き刺さる。黄色に赤に青に紫にピンクと、色鮮やかな衣装が楽しいカラー作品でもある。
その演劇の内容も映画の構成も緻密かつ生々しい作りで驚いた。聖顔布がとられたり、聖骸布にくるまれる場面など細かく描写されていて興味深くみました。
http://pt.wikipedia.org/wiki/O_Acto_da_Primavera
ブルゴーニュの古い村でも長い歴史の中に色濃くのこるキリスト教世界にたびたびふれ、圧倒されつづけましたが、まだまだ濃ゆい世界がありそうで、いずれはぜひとも西の方へと旅したいです。