吉田喜重『日本脱出』1964年/日

なにをやってもだめなジャズシンガー志望の男(鈴木やすし)の七転八倒と叫び声。オリンピックの聖火リレーが絡むところ、面白い場面でしたが、なんだかタイムリーで笑いも倍増。時は東京オリンピック。その頃の日本のイメージといえば活力に溢れ全ては未来に向いたいい時代というようなものだけれど、吉田喜重のような人の目にはまったく別のものがうつっていたのか、と思う。

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こちらはパリで撮られた、監督インタビュー映像。
http://www.mk2.com/troiscouleurs/index.php?post/2008/04/18/Expo-Kiju-Yoshida-au-centre-Pompidou