dialogue avec oliveira et tabucchi

OZU100のシンポジウムで95歳のオリヴェイラの姿を拝見してから約4年と半年。今日ふたたび、99歳のオリヴェイラの話をシネマテークで聞くことができた。まちがえてタイムふろしきをかぶっちゃたんじゃないかと思うくらい、99歳にはとてもとてもみえなかった。
対話の前に、彼の自主制作デビュー作『ドウロ河』(1931年、18分)の上映。ジャン・ヴィゴとまさにおなじ時代におなじようにして、ある土地(ポルト)を映している。セ・マニフィック。ヴィゴの『ニースについて』がみおとりしてしまう素晴しさだった。その、グラングラングランアーティストが、目の前に。対話は全部フランス語で行われた。タブッキは完全に質問役にまわり、オリヴェイラが気ままにこたえる。となりではずっとトゥビアナ氏がほほえんでいた。オリヴェイラと、彼とともにあった長い長い映画の時間への、限りない敬意と愛情に包まれた幸福な時間でした。