ジュネーヴ、リヨンの旅


数日パリを離れ、たくさんの刺激を受けて戻ってきました。幸せと、美しいものと、おいしいもので満たされた旅でした。
2度目のジュネーヴ。すぐそこに湖があって、アルプスが遠くに見えて、空気がきれいで、星もきれいで、ワインも食べ物もみんなおいしくて、足りないものは何もない、というジュネーヴ。現代美術館mamcoも相変わらず最高で、クリスチャン・マークレーの写真展が観られた。
よく晴れた土曜の午後に、ジュネーヴのすぐ近くの小さな村の役所で結婚式があった。花嫁さんの美しさに、それだけで泣けてきた。おとぎ話のようにして2人の出会いを語った市長さんも素敵だった。夕方、ローザンヌ方面へ移動。白いぼんぼりでかざられた夜のパーティ会場はなんとも幻想的で、そこに社交界の女王のようなママと、幸せ一杯のパパとその仲間たちもいて…。いろんな人と出会って、話をして、食べて、飲んで、笑って、踊って、満天の星を眺めて、楽しかった。
また来るよ。という思いでコルナヴァン駅からジュネーヴを離れたあとは、はじめてのリヨン。パリよりずっと古い建物がたくさんのこっていて、パリがいかにオスマニザシオンされた街であるかを実感。河をこえたり丘を下ったりしながらあちこち歩くと、東京の若者の街にはたくさんはあるけれどパリにはないタイプのカフェや雑貨屋さんや古本屋さんがあったりして、気ままに楽しめた。街の一番の美術館ではヴェロネーゼプッサンの絵に出会えた。それから、リュミエール博物館! 上映室はバカンス中ながら、展示内容に感激、発見、納得の連続。リヨンは美食の街でもあった。ホテルやブションやカフェで出たパンがどれもおいしくて驚いた。カフェのビールもワインもパリと比べたらずっと安くて満足。メトロにも乗り、よく歩き回った。今回は、雨のリヨンでした。
再びパリで、旅の続きみたいな1日。パサージュ・ブラディでインドカレーを食べたお昼。マレを歩いた午後。それからマルシェ・サントノレ広場のカフェでの夕食は安いのに現代人好みの味でとってもよかった。
そしてようやく、一息。からだ全体を使って吸収したいろんなものをゆっくり消化しながら、いつもの日常に戻ります。