ロジェ・ヴァディム『素直な悪女』1956年/仏


おさそいにのり、La villetteの屋外上映へ。ピクニック半分映画半分。ワインとともにおいしいおにぎりやらケーキやらもいただく。ヴァカンスに行かない人、行けない人、帰ってきた人、たくさんのパリジャンとパリジェンヌでにぎわう公園の芝生の上でねころがって楽しむには、これくらいの映画がちょうどよい。
青い海がまぶしい南仏の夏と、まだはたちそこそこの、不良少女ベベ。バカンスに縁のない私はいっそ、南仏の海に生まれてバカンス用の船でも作る人になりたかった、と思っていたら、そんな人たちがでてきた。サントロペって言ってたけど、住んでる人にとってはさびれた街みたいだったな。
このあいだのダンスの時もそう思ったけど、屋外だとしゃべったって音がぬけるから全然気にならないし、それだけでへんに気を使わずゆるく楽しめてほんとにいい。家じゃありえない大画面なのに、家みたいにくつろげる。今の時代の人たちに生活スタイルに合った自然な楽しみ方だと思う。
La villetteのプログラムは先月からやっててあと10日ほど続く。もう1回くらいは行きたいな。
http://www.villette.com/fr/spectacles/cinema_en_plein_air_2008_cinema.html