隠された、古いロシアの教会


ビュット・ショーモン公園へ行く道の途中の一画には、ロシア正教の古い教会が隠されている。と知り、これまで気がつかなかった緑のgrille(鉄柵の門)を思い切ってくぐってみると、外からは見えない区画の内側が小さな丘のようになっていて、木々が茂る間に、まるで山奥の小屋みたいに教会が建っていた。たとえ都会にあっても、神聖な場所というのはこんな風にしてあるものなのかと感激する。正面は木造で、これまでパリで一度もお目にかかったことのない特徴的なスタイルを持つ。入り口の張り紙には、次の週末のパトリモワーヌの日に出直せば、中へも入れてもらえると書いてあった。そこは神学校でもあるのだった。この辺りには、旧ソ連から流れてきたユダヤ教の人が多く住んでいるのだけれど、それよりずっと前からロシアとのつながりがある場所だった、ということなのだろうか。
http://www.linternaute.com/paris/magazine/photo/une-parcelle-de-russie-rue-de-crimee/un-air-de-russie-rue-de-crimee.shtml (このサイトの写真をみて驚いて、次の日すぐ飛んでった。外部・内部の写真多数)