昨日の夜は、誘ってもらってテアトル・ド・ラ・ヴィルでアラン・プラテルの舞踏団のダンスを。バッハのマタイ受難曲を使ってそのまま受難がテーマと思われる作品で、ダンサーひとりひとりの見せ場が丁寧に用意されていたからか2時間とちょっと長かったけれど、楽隊とダンサーと歌手と全部合わせると結構な人数の人が舞台の上に同時にいながら生み出される世界はなかなか面白かった。
わけわかんなかったのは今日。まず映画。アンドレ・マルローの『希望』は2回目。これこそが、エリセの愛する映画の1本。であることは『CITOYEN DU CINEMA』の3号でも書いた。あのラストシーンはなんとしてもスクリーンで観るべきだ。というか今日観られた80分版でないとその部分が完璧には観られないのだった。俯瞰のショットを短くつないだあっという間の見せ場だけど、とにかく素晴しい。マルローが撮ったたった一本の映画がこれだけ先駆的だというのもどう考えても驚異的すぎる。という感動と興奮を抱えつつふらふら歩いてパン食べたりしたあと別の場所で待ち合わせて楽しくお茶の時間。の勢いで友達を巻き込んで、マルローともゆかりの深かった某機関のサロンでのパーティに思いがけず潜入。元王族の館だけにゴージャス。そこの中庭でやってるイベントにて、キザイア・ジョーンズのライブを観る。のあと別の集団と合流かとみせかけて、結局またライブに戻って今度はトラヴィス。のすいぶんかわいらしいライブもあっという間に終わり、めずらしく和食のお店に入り、カツ丼をたのむつもりが間違えて親子丼をたのんでしまい、ガガーンとなって終わった1日。エネルギー切れ。明日は家でトンカツだ。