毎日寒いのはもうわかった。雨が降らなきゃ上出来だ。と思うことにする。
語学学校のクラスに新しく入ってきたお隣の国の女のひとを一目みたとき、色が白くてすらっとしてて目も口もほっそりしてとってもきれいでなにもかもが清らかで、まるで妖精だ!と思ったんだけど、むしろ宗教画の中の聖女みたいなひとだな、と、あとから思い直した。ヨーロッパには、ほんとにいるんだな。そんなひとが。
第一日曜日、はまたまたルーヴル美術館。今日は、本物の聖女やリュシアン・ド・リュバンプレくん並の夢の美青年を、絵画や彫刻作品の中にあちこち見いだそうという心づもりだったのが、なりゆきでガイド役をひきうけることに。広い館内を効率よく歩くなんてのも慣れたもので、あれこれ解説しつつ自分なりの発見もあり、それはそれでよい時間でした。