arteでトリュフォー『Les 400 coups(大人は判ってくれない)』と、アメリカにおけるヌーヴェルヴァーグの影響についてのドキュメンタリー。『Les 400 coups』はもう何度観ても、美しくて、素晴らしすぎて困る。と同時にいつ観ても、反抗期だった子供時代に観た思いが蘇る。し、まだ反抗期は終わっていない気がしてならなくなる。ドキュメンタリーにはしめにジェームズ・グレイが出てきて、『Two lovers』の海はまさに『Les 400 coups』の海だったと知る。
あさってからカンヌ映画祭シネマテークのトゥビアナ氏のブログには、久々に俳優として出演したツァイ・ミンリャンの映画がコンペに入ったことを、ジャン=ピエール・レオーが嬉しそうに連絡をしてきたとあった。「『Les 400 coups』から50年後に、コンペ作品と一緒にカンヌに戻るなんて、すごいことだよ!」と。その映画というのは、トリュフォーへのオマージュ作品で、ルーヴルのグランド・ギャラリーで撮影している風景が少し前にニュースでも流されていた。