トロカデロの建築博物館(昔シネマテークだった場所)で、Le Grand Pari(s)展を観る。京都議定書に基づいたエコロジーな拡大パリ(20区の壁をつき抜けて、イルドフランス全体に及ぶ)の新しい都市計画を、10組の建築家が提案したものを展示発表。これがこのまま実現するというようなものではないのだけれど、それぞれ時間をかけて準備されたものらしく、ジャン・ヌーヴェルとMVRDVチームのプレゼン(内容というより方法)にはさすがというかんじでなかなか魅せられるものがあった。とはいえ東京みたいな都市から来た人間には物足りなくもあり、のんびりと各参加者のインタビュー映像を眺めつつ、熱心に展示に見入るイタリアの友人を待っていた。
すっかりくたびれた後は、どでかいエッフェル塔を間近にクレープかじってお茶飲んで、さて帰ろうかとメトロに乗ったら目の前に友達がいてわははと笑いあったのでした。