夢の中。そこはユニコーンの武道館ライブで、私は妹と2階席から観ていた。会場をぐるっと見渡すと、中高時代にユニコーンファンだと公言していた友人たちが全員、あちらこちらの席にいることがわかり、嬉しくなって歩いてまわりながら挨拶。最後に、16年前一緒にユニコーンを武道館で観たknznさんと出会うと話がとまらず、舞台上で矢野顕子が「ひとつだけ」をやっていることに気がついたのはほぼ曲が終わりかけの頃だった。なんだ、これはただのユニコーンのライブじゃなくて清志郎の追悼ライブだったのか、、、と知ってあわてて妹のところに戻って、しゃべってて全然矢野顕子聴けなかったよ〜とがっくりしながら言ったら「まったくあほだね」という顔をされた。というところで、夢は終わった。
さて。真夏のようなむっとする暑さの日曜日。部屋をきれいに掃除して少しリラックスした後は、ひとり出かけてポンピドゥー。リュック・ムレ特集でレオーの西部劇『ビリー・ザ・キッドの冒険』。100%レオーの時間。70年代はじめのレオーには神がかった魅力があり、ひたすら堪能。だれも入ってこないような荒涼とした高地の変化に富む風景を観つづけるのも心地よかった。山岳作家(?)だったんかいと気づいたところですでに特集上映も終盤。上映前には監督とジャンヌ・バリバールの挨拶つき。帰ってきてカンヌの授賞式をテレビで観てから、あまりの暑さに日本そばをゆでて食べました。夏は山にでも登りたいけど、ヨーロッパの山はどこもなんだか難易度高そうだなあ。