バフマン・ゴバディ『No one knows about Persian Cats』2009年

ある視点部門で特別賞を受賞したゴバディ新作。イランを出る覚悟がなければ撮れなかったような作品。英米のインディロックをこよなく愛する現代イランの青年たちが、文字通りアンダーグラウンドな活動をしている姿が描かれる。きっとマニックスレディオヘッドが好きなのだろうと思わせる青年の、笑っちゃうくらいの演奏力表現力。にはじまりナイスなミュージシャンが次から次へ。ペルシャ人たちがもとから持ってる音楽魂を見せつけられた。パスポートを持って、ヨーロッパへ行って、お金ができたら。彼らはどんな夢を描くか。アイスランドへいってシガーロスが観たい、と語る青年。ああもうそのとおりだね。たまらない思いで観た。
そしていまゴバディがおかれている状況。あのジャーナリストの女性が婚約者だったとは! なにがあっても、ずっと応援しています。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/090522/tnr0905220758003-n1.htm
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009052400033&genre=M1&area=Z10