早くもミース再訪。学生証を持っていたことをすっかり忘れていた。下に書いた入場料のほぼ半額で入れたのだった。ずずっと突き抜けてく壁の直線、天井と床のフラット感を堪能。うすく張られた水の水平も美しかった。
つづけて、すぐそばにある国立のカタルーニャ美術館にて、ロバート・キャパゲルダ・タローの写真展と、絵画・彫刻コレクションを観てまわった。スペインにて市民戦争の写真展示を見るというのは、細かく研究のなされた解説含めとても興味深いことで、さらには当時パリの街がどんな機能を果たしていたのかも、この距離感ならではの理解ができて面白かった。カタルーニャの作家の作品を集めた19-20世紀の絵画コレクションを見ている時も、パリとの距離感を感じることがしばしばあった。
帰り際には、美術館の裏にあるオリンピック競技場をちらりと外側から眺めた。17年前のオリンピックには、一度も会った記憶のない私のはとこが出ていた。季節はまさにちょうど今頃。その年もこんな風に暑かったのだろうか。