ひっさびさにストーン・ローゼズを聴いている。1stに始まり只今2nd。カミング。ジョン・スクワイア。ずっと心の中にはいるのだけど、アルバムを通してなんてかなり長い間聴いてなかった。けどやっぱりこの人たちの音楽には特別なものがある。一度だけ、ドラムのレニが抜けた後だったけど、それでもライブが観られたのは本当に幸運だった。幻のような、スモークの中の記憶…。
木曜日は夜22時までやっているということで、パリ市立近代美術館でやっているアピチャートポン・ウィーラセータクンのエクスポジションを観に出かけた。映画の世界でも、現代美術の世界でも、今この人にかなう者はなし。でしょう。田舎の空き地と、しっとりした闇と、炎の光と、タイの若者たちと。もう何を撮っても美しい。天才だ。闇夜にフワフワと浮かぶ丸く大きな物体の映像をながめているだけで、たまらない気持ちになる。一度じゃもったいないので、また行かないと。
出かけた足で不思議な音楽会へと出向く。偶然友人に会えて、意外な場所にある素敵な新居もみせてもらえて、ますます不思議な夜だった。それにしても寒かった。今日はもう10度以下。