少し前に公開となったミア・ハンセン=ラヴの『Le Père de mes enfants』を再び映画館で。上映のあとは監督とのdébat付き。2度見ても美しいものは美しいと思った。連れ合いは△と言っていた。友達は目が輝いていた。その連れは友達のことで頭がいっぱいであるようだった。Chacun ses sentiments... 確かにそんな映画だ。夜はふけカフェへ移動。外はマイナス5度くらい。視界が白い。ついに運河が凍り始めていた。SDF(ホームレス)の人たちが、運河脇で大きなたき火を囲み暖をとっている光景が目に飛び込んできて、涙が出そうになった。闇夜に浮き上がる火の暖かさと、その輪の大きさ、彼らのタフさに。日中歩いているだけでもどんどん体力を奪われるこの寒さ。日をまたいだ時間帯では顔も手もしもやけ覚悟。明け方まで外で過ごしたら一体どんなことになるか。