昨日のテスト、20点中20点だった。うわお。けど明日もまた別のテスト。今度はずっとややこしい。こうなったらいい点とりたくなるのが人の性。そして午後には模試を受けてた試験の本番。苦行だ…。
学校の後ポンピドゥーへ移動。映画の時間まで図書館でしばし勉強。初めて使ってみた。美術館の側と同じように天井が高くて広ーい空間に結構たくさんの人がいるのに、とっても静かでそれが面白かった。そしてとても集中できた。ベルリンの図書館(「ベルリン天使の詩」に出てくる)で勉強するのが夢だったけど、ポンピドゥーで勉強するのも素敵だ。

パリ北駅

ちょうど歌舞伎を観に出かけたときに北駅であった事件。
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/070329-133240.html
場所はおもいきり私の通学路。次の日あちこち壊れててあららと思ったら、こんなに大規模な話だったなんて。北駅はふだんからアフリカ系の若い子たちがたむろしてる場所になってるので、その場がどんなだったのかはなんとなく想像がつく。でもふつうに使っている分にはなにも困ったことは起こらないし治安が悪いと感じたことはない(というかなにをもって治安が悪いと言うのかがいまいちわからない)。サルコジもみに来たんか…。
そろそろフランスも選挙、東京も選挙、だけど、ベストの選択肢がないからといって最悪の結果になるのが一番辛い。でも都知事の立候補者一覧をみて、どいつもこいつも気違いだ(「その男、凶暴につき」)としか思えなかった…。現都知事の考え方は私の理想とはとことん真逆。なんでも最悪の方向に持って行ってしまう。考えるほど悲しいことばかりで辛い。知事には東京(という街とそこにいる人たち)の魅力も欠点も潜在能力もよく見て知って、愛情を示しつつ接してくれる人になってほしいものだと思うのですが…。

フリッツ・ラング「ムーンフリート」1955年/米

ポンピドゥーの子供向け企画にて。8〜10才くらいの子供たちに大量に囲まれながら鑑賞。英語音声にフランス語字幕、だと子供はつらいのではと思ったら、やはり、フランス語の字幕を全てその場で読み上げてくれた。のでオリジナルボイスは聞こえず。今日の主役は子供ですから。
映画の主役も子供。つぶれたような顔の(映画に出てくる子供というのは、つぶれ顔かそうじゃない顔かの2種類に分けられる)。それが子供向けか大人向けかはともかく、子供には子供が主役の映画を、というのはわが母の考えとも通じる。でももうちょっと面白いかと期待したのだけど、うーん、なんでこれだったんだろう。
ムーンってついてるからSF?とか思ってたら、18世紀イギリスのかなり錆び付いた海辺の村を舞台にした密輸入者たちの話だった。地下の穴からは骸骨も宝の地図(暗号文)も出てきたし(ああなんだか「グーニーズ」)、屋敷のパーティはそれなりに華やかで、崖を逃走するシーン(なんとなく「北北西」)もあったけど、見所というほどのものはほとんどなかったのが残念。
でもきっと子供たちにとっては初めて見るものばかりで、なにもかもが印象的だったに違いないと思う。私の場合も彼らくらいの年の頃に観た映画の記憶というのは延々と残っているので(それこそ「グーニーズ」だったり「北北西」だったり)、きっと彼ら彼女たちのなかにもこの映画が深く深く刻まれたことでしょう。
http://www.asahi-net.or.jp/~KZ3T-SZK/lan_moo.htm
http://www.weblio.jp/content/ムーンフリート
http://home.att.ne.jp/iota/aloysius/cinema/06/c_mnflet.htm
観終わった後、わからなかった単語をひこうと電子辞書を取り出したら、たちまち子供たちに囲まれました。