パリは毎日のようにイベントイベントで大変なところです。ついあれこれ気になってしまうのだけど、絶対行かなきゃというものをこなすだけで十分に忙しい。
今日から夏のセール。これは明日行く。明後日はヴェルサイユ宮殿AIRPhoenix。明々後日は当日券で入れたら、バスティーユオペラでクストリッツァのオペラ。「ジプシーのとき」のオペラ版を本人が演出しているらしい。来週には友人がやってきて、そしたらアンゼルム・キーファーを観に行きたい。6日にはついにホッチリ。いやレッチリ。そして怒濤の映画週間…。
だからこそ、家にいられる時間を大切にしなければ。今日もベルクソンの続き。この先にドゥルーズ「シネマ」が待ってるかと思うとわくわくして仕方がない。
夜、カナル沿いを歩いて映画館まで行ったら、カナルに船が大集合してお隣さん同士仲良く交流していた。船かっこいい。これも季節の風物詩なのか。カナル独自のお祭りとかもきっとあるに違いない。
帰り道には剪定されたプロムナードジャン・ヴィゴの街路樹の枝をひろって、昨日もらった一輪挿しにさした。ちょっと大きいけど、うちに木が生えたみたいでいいかんじ。

スティーブン・ソダーバーグ「オーシャンズ13」2007/米

ほっと一息ついている最中のミッチが、何も考えないでみられる映画を!というのでこれを。私は私でこれは俳優(男)たちがかわいくうつってるのが何より楽しい映画と思って観に行った。
オーシャンズもついに13人組かと思ったら、どうやらアンディ・ガルシアアル・パチーノを足しての数字だった模様。
いい服着たこのシリーズのブラッド・ピットはお気に入り。“ライナス”マット・デイモンもだい好き。いるだけで安心のジョージ・クルーニードン・チードルのER組も嬉しい。アンディ・ガルシアアル・パチーノがすれ違うシーンではにやにやしてしまう。
やたら内輪っぽかった12のゆるさはさすがに反省したのか、11に戻ったような楽しさで悪くなかった。ラスベガスなんて一生縁がないだろうと思うからこそ、映画で観られるのはわくわくする。音楽もデヴィッド・ホルムズだったしな。楽しみどころがあれこれあってよかった。まあ観てのお楽しみ。べつに観なくてもなにも困ることはないとは思いますが…。
ところで来月こちらでは、トム・ディチロの新作がかかる。ブラッド・ピットを初めて映画でみたのは彼の「ジョニー・スウェード」だった。新作に出ているのはブシェミとマイケル・ピットくん。ブシェミ主演の「リビング・イン・オブリビオン」からはや10数年。これは楽しみ。