ゴダールとドライヤー

久々に「ゴダール全発言全評論」を取り出して、ドライヤーについて書かれた部分を探して全部読んでみたら、そのほとんどの箇所において、グリフィス、ムルナウ、ラングと並んで映画監督として最高の部類に入れられていた。
映画万歳!と叫ぶ一方で映画とは何だろうかと考えながら映画を撮ったり観たりするような人たちにとっては、この人たちが映画の神であることは間違いないと思うけど、それは別にゴダールが規定したわけではないことに注意。ついでに言えば、彼らが映画史(ゴダール流のだろうとなかろうと)の流れの中で重要だというよりも、これが映画なんです!と言い切れるだけの理由を彼らの映画の中に見いだせてるかどうかが全てだと思う。まあそういうことを派手に言い散らかしてるのが、ゴダールさんというわけなんですが。
ゴダールにとっての「これが映画だ!」はこれ。
http://ukor.org/memo/jlg_list.htm