ドイツ表現主義

シネマテーク・フランセーズではドイツ表現主義の特集上映が今週からスタート。メトロの駅でもあちこちで広告をよく目にするし、協力しているカルチャー誌「レザンロックプティーブル」でも折り込み付録で特集していたりして、広く宣伝されているようです。このあいだシネマテーク・フランセーズの歴史を記した著作の出版記念講演を聞きに行ったのですが、そのなかで館長らしき方が、フランク・ゲーリーの作った表現主義の建物でシネマテーク・フランセーズが続けられることになってとても嬉しいというようなことを話されていました。そこでこんどは表現主義映画をかけるというのだから、企画者の気合いも入るというものです。
今日の私のお目当ては同時並行してやっているフリードリッヒ・ヴィルヘルム・ムルナウ特集の方でしたが、表現主義特集に合わせていつもより館内外の表現主義的プロジェクションが増えていて面白かったので写真を撮ってきました。
 
入り口付近の壁。光が動いて変化した最後はシネマテーク・フランセーズのロゴに。
 
館内のトイレとクロークのサインは前からあったもの。他にも映画上映室のロビーや、映画博物館のカウンターにも似たようなものがみられました。