ソルボンヌ修了式


今日はソルボンヌ文明講座の冬学期の修了式でした。昨日先生が旦那さんも呼ぶといいわよと言ってくれたので、ミッチにも出席してもらいました。朝大慌てで支度して遅刻気味だ〜と思って行ったらちょうど門が開いたところでした。
場所はソルボンヌ大学の大講堂。ここは国家レベルの式典から、音楽会、ヨウジヤマモトのコレクションまで、いろいろなことに使っている場所のようです。講堂の全面には大きな壁画(今調べたらシャヴァンヌ http://fr.wikipedia.org/wiki/Pierre_Puvis_de_Chavannes という画家によるもので、これまで作品はいくつも観たことがあったのだけれど名前は知らなかった)。後ろを取り巻くのは、ソルボンヌを作ったソルボンさん、パスカルデカルトリシュリューなどの白くて大きな彫刻。迫力ありました。
http://www.sorbonne.fr/document286.html
式は先生がたのお話(長くない)と証書授与と音楽演奏が代わる代わる行われて進みました。文明講座のディレクター、ピエール・ブリュネル先生も登場。証書授与は3グループに分かれて手渡され、それぞれが終わるごとに壇上で集合写真を撮ってもらったりもするので結構時間がかりました。ちょうどだれてきたころに古楽器による演奏があり、同じ場所でずっと続いてきた大学と音楽の歴史の長さを感じて感激してしまいました。
修了証にはテストの成績が出ていて、飛び級できただけあって確かにいい数字だった。けど、私のだけ他のみんなと100点満点に換算された点数の表記が微妙に違っていて(昨日あわてて印刷されたのかも?)、この数字を信じていいのかどうかかなり不安に…。でもヴァンサンが私の方がむしろ合ってると言っていたので、まあきっとこれがそうなのでしょう。いつも劣等生だった語学コンプレックスを克服したくて、この冬学期はできるだけ丁寧に勉強しようと思ってやった成果だと思うとなかなか嬉しい。新しいクラスでは本格的に落ちこぼれ組で、ずっと難しくなるであろう最終試験に合格できる自信はほんとにないのだけど、今日この修了式へ来て、またこの修了証がもらえるようできるだけ頑張ってみようという気になりました。
ところでこの修了式、前にやっていたものを久々に復活して行われたらしいのですが、今回の式(午後の上級クラスの方だと思われた)には娘が文明講座に通っているという英国首相が来るという話を聞いていたので、もしかしてそれがあってのことだったのかしら…?
http://www.ccfs-sorbonne.fr/Ceremonie-de-remise-de-diplomes.html
http://www.ccfs-sorbonne.fr/imprimer_article.php3?id_article=1271
午後はそのまま元クラスメイトの新しいおうちへなだれこみ、楽しい時間を過ごしました。なんて書くとまた楽しさが戻ってくるくらい今日は一日楽しかったな。いい写真も手元にたくさんのこって幸せ。